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牛のホルモンとして、「バサ」は大好きで、【しゅう】では 「バサの焼肉」 (300円)があるときはいつも頼んでおりました。
今宵は「バサの串焼き」(1本:180円)があり、最初に食べた 「鶏肉団子のたいたん」 のあとだけに、1本だけの注文です。
「牛タンの串焼き」 のときと同様に、味わい深い「ニンニク味噌」が薬味として添えられていて、おいしくいただきました。
この<大将>特製の「ニンニク味噌」、これだけでも一品料理として、人気が出そうです。
関東出身の<女将さん>ですが、10年も神戸に住んでいますと関西の言葉にも慣れているようで、今宵のメニュには「鶏肉団子のたいたん」(350円)との表示で、笑ってしまいました。
普通は「鶏肉団子の煮物」となるとおもいますが、<たいたん>という言葉使いで、関西人としてはおいしく感じてしまいます。
<女将さん>は、「鶏肉に下味をつけて形を整え、油で揚げるのが面倒でねぇ」とぼやかれていましたが、その手間分が<鶏肉団子>の旨みを引き出していました。
「おでん」のときにありました秋田名物の <玉こんにゃく> も入り、それぞれの歯触りの違いを楽しみながら、おいしくいただきました。
大好きな「純豆腐鍋(スンドゥブチゲ)」(シジミ入り:380円)の登場も10回目になりましたが、辛党としては最後の〆として、メニューにあれば外せない一品です。
韓国では押し固めない前の柔らかい豆腐のことを「スンドゥブ」と呼んでいますが、普通の豆腐に比べて柔らかい食感が特徴的で、日本では「おぼろ豆腐(寄せ豆腐)」に当たると思いますが、お店では「絹ごし豆腐」を代用しているのが多いと思います。
「純豆腐」や「水豆腐」という感じが当てられていますが、語源がはっきりしない言葉で決まった漢字表記はないと聞いています。
グツグツと煮立ち、湯気がる状態は写真を撮るのに困りますが、今宵も〆の一品としておいしくいただきました。
<鮪>料理に力を入れられている<大将>ですが、今宵の「まぐろブツ刺し」(300円)は、いつもは「赤身」と「トロ」が半分ずつの盛り付けですが、嬉しいことに全部「トロ」でした。
江戸時代以前の<鮪>といえば「赤身」を指し、「赤身」に比べて品質が劣化しやすい「トロ」の部分は切り捨てられるか、ねぎま鍋などに使われ、猫も見向きもしないということで「猫またぎ」との蔑称も生まれています。
「トロ」と呼ばれ始めたのは大正時代で、それまでは「脂身」なので「アブ」という名称でした。
戦後の冷凍や輸送の技術が向上し、欧米化による脂質のたかい食べ物が好まれる生活の変化で、全体から一割程度しか採れない「トロ」が、高級品としての地位を保っています。
今日の神戸は暖かいお天気で最高気温は18℃の予想です。お昼ご飯として、口当たりのいい【美伸】の「明太ナムル丼と半玉冷麺」(900円)を選びました。
元々【美伸】は2010年7月、中央区三宮町3丁目に冷麺専門店「冷麺処 伸」として開店、その後現在の「さんプラザ地下1階」に移転されて店名を変えています。
「冷麺(ムルレンミョン)」は、韓国麺特有の歯ごたえのある麺(ネンミョンサリ)と、あっさりとした冷たいスープ(ユッス)がよく合う一品です。
「明太ナムル丼」は「ビビンバ」と同様に、<ヤムニョム>をたっぷりと入れたし、スープを少し入れてよくかき回して、おいしくいただいてきました。
今宵は、新しいメニューのひとつとして「ウインナとエリンギのケチャップ炒め」(250円)があり、合わせての素材としては、<ピーマン・玉ねぎ>が使われていました。
「エリンギ」は、ヒラタケ科ヒラタケ属の茸として、イタリアや南フランスなどの地中海性気候の地域をちゅうしんとして自生しています。「エリンギウム」というセリ科の植物が枯れたあとに生えるためために「エリンギ」と言う名称が付けられました。
ヨーロッパでは日本と違い柄の部分よりも、傘の部分が好まれているようです。
「エリンギ」は茸としての香りは弱く、味も癖がないためにあまり特徴がありませんが、歯触りの良さが楽しめますので、トマトケチャップなどの味の濃い調理にはとても合う素材ではないかなと、おいしくいただきました。
今宵は新しいメニューとして、【鯖の酢味噌和え】があり、<中川店長>が小鉢に盛り付けていましたが、(300円)としては量がありました。
「きずし(しめ鯖)」 が(350円)ですので、<鯖>が好きで酢味噌の味が嫌いでなけれは、お得な一品だと思います。
酢味噌の味付けが分からないだけに躊躇してしまいましたが、<中川店長>さんからおすそ分けをいただき、上品な味付けで「なるほど」と感心する味わいでした。
久しぶりに 「出石そば」 を食べようと、(モザイク2階)にある<【花水木】神戸店>へ、足を向けました。
「出石そば」は、兵庫県豊岡市の名物料理ですが、その「皿そば」が3皿と「天丼」の組み合わせの「天丼定食」(1080円)です。
「そば」は暖かい「丼物」の蕎麦と、この「皿そば」のどちらかを選べます。
「天丼」の具材として、手前から<レンコン・サツマイモ・大葉・海苔>とあり、後に控えている<海老:2尾>までたどり着くまでに、ご飯がなくなってしまいそうでした。
おろしわさびの効いた「そばつゆ」もおいしく飲み干し、「皿そば」と「天丼」、おいしくいただいてきました。
春から初夏にかけて、楽しみな味が「ホタルイカ」です。
茹でますと「ワタ」に旨みがあり、身は柔らかくほどよい甘みが「辛子酢味噌」とよく合う一品です。
一般に産地では寄生虫の関係で茹でたものを食べますが、これを生食用と表示していますので、紛らわしい表示になっています。
1905(明治38)年に、生物学者<渡瀬庄三郎>が富山県を訪れて「蛍」のように光る「烏賊」を見て「ホタルイカ」と命名、1913年、同じ生物学者の<石川千代松>により、彼の名にちなみ、学名「Watasenia scintillans」と命名しています。
一昔前までは富山湾特産と言われていましたが、鳥取県や京都府・福井県など日本海側で漁獲され、今では兵庫県の底引き網漁の漁獲高は富山県より多くなっています。
阪急神戸三宮駅の西改札口を出ますと、狭い通路の両側に飲食店が並んでいます。
この通りでは、<桜や>の 「黒毛和牛カルビ丼」 、<ケーズ・キッチン>の 「ホルモン鍋」 、<元祖 野菜カレーの店>の 「辛口チキンかつカレー」 、<Red Rock (本店) >の 「ローストビーフ定食」 を等を食べてきていますが、今回は<【spice32】(神戸本店)>で、「スパイシーカレー」(スープ付き:800円)です。
<フライドオニオン・卵・肉>などはトッピング(50円~)として追加できますが、本品は「パイナップル」がのせられ、カレールだけの構成です。
スパイシーさを売り物にしているようですが、わたしには薄めのカレールの味わいで、セルフの水を使うことなく「ごちそうさま」をしてきました。
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