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「紅一点」という言葉がありますが、緑色の葉の中でひときわ目立つ鮮赤色の【ザクロ(石榴)】の花を見て、中国の詩人王安石が『万緑叢中紅一点』と詠んだことに因みます。
ザクロ科ザクロ属の落葉小高木で高さ6~7メートルほどに育つでしょうか、またその実を含めて【ザクロ】と呼んでいます。
ザクロ科はザクロ属一種類のみで、またザクロ科としては【ザクロ】と「ソトコラザクロ」の二種類しかありません。
日本には、中国を経て平安時代に渡来しており、江戸時代には盆栽仕立ての矮性の「ヒメザクロ」や八重咲きの品種改良が行われ、古典園芸植物のひとつです。
初夏にくびれたひょうたん型の赤色の蕾を付け、蕚と花弁は6枚、雄しべは多数見受けられ、鮮赤色の花を咲かせます。
赤鬼の顔に似ているからと名付けられた【オニユリ(鬼百合)】ですが、昔ならではの連想だとおもいます。
ユリ科ユリ属の耐寒性多年草で、日本・中国・朝鮮半島・シベリア沿岸に自生しています。
草丈は1メートルを超える大型の「ユリ」で花期は7~8月頃、花弁は橙色、濃褐色で暗紫色の斑点を散りばめ、花弁は反り返ります。
3倍体のため種子はできませんが、葉脇に 「むかご」 を作り、こぼれ落ちて芽が出てきます。
鱗茎は「ヤマユリ」と同様にユリネとして、食用になります。
同属にまったく良く似た花姿の草丈の低い「コオニユリ(小鬼百合)」がありますが、こちらは種子を作り「むかご」は出来ません。
この植物の蕾の形が、「擬宝珠(ぎほうしゅ)」に似ているところから名前が転訛して【ギボウシ(擬宝珠)】と呼ばれるようになりました。
クサキカズラ科リュウセツラン亜科の多年草で、ギボウシ(ホスタ)属の総称です。
東アジア原産で、野生種としては20~40種と幅広く、交配が簡単にできることにより、原種を特定するのが難しい植物です。
江戸時代には、多くの変異個体の園芸品種が栽培され、<シーボルト>によりヨーロッパに渡り、さらに品種改良が行われ、アメリカに渡米しています。
最近では明らかに園芸品種と分かるモノは、 「ホスタ」 との名称で出回っているようです。
梅雨時期から夏にかけて大きく花茎を伸ばし、先端近くに総状花序として数輪から数十輪の花を咲かせます。
<一日花>と短命ですが、花は筒状で先端が膨らんで開いており、気品を感じさせる花姿です。
【アジサイ】は、日本原産の「ガクアジサイ」を基にして、花が密集してこんもりと咲く球形状の「西洋アジサイ」がヨーロッパで育成され、日本に逆輸入されています。
ブラブラと散歩の途中、花姿を見て気になる【アジサイ】と遭遇いたしました。
「ガクアジサイ」の姿でもなく、「西洋アジサイ」のように花が密集するわけでもなく、三輪の花だけがぽつんと咲いていました。
「葉」の形状と「花(蕚)」の形状は間違いなく【アジサイ】で、また「花」は、左側の一輪が5枚で右側は4枚です。
【アジサイ】としては、4枚もしくは5枚でもおかしくはありませんが、混合しているというのも悩ましい状況で、なんとも寂しげな品種が気になるところです。
歩道の植え込みの中に、「オニユリ(鬼百合)」の葉脇に【むかご(零余子)】がたくさん出来ているのを見つけました。
以前にも、「ヤマノイモ」もしくは「ナガイモ」の 【むかご】 をアップしましたが、その時は一粒だけでしたので、これだけあれば「むかごご飯」が出来そうです。
「鬼百合」は<葉が肉質>となることより形成され、暗紫色の球根形を作りますが、「ヤマノイモ」等は<茎が肥大化>して形成され、芋の形をしています。
残念がら手入れをされている植え込みですので採集は諦めましたが、「ヤマノイモ」の【むかご】と同様に、食べれることを世話をされている方がご存じなのかなと眺めておりました。
品種によって開花時期は異なるようですが、だいたいは梅雨時期を中心として咲きだします【アガパンサス】です。
細長い葉を地際から何枚も出し、その間から花茎を伸ばし先端に数十輪の花を放射状に咲かせます。
別名「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」とも呼ばれていますように、よく見かける花色は 青紫色 が多いのですが、珍しく白色の花姿を見かけました。
頭のなかでは、<【アガパンサス】=青紫>の図式があり、一目見たときには「何だろうなぁ~」と考え込んでしまいましたが、すぐに思い出して苦笑いです。
「蝦夷」という地名が付いていますが、北海道の固有種ではなく、江戸時代中期に渡来した品種で、キク科カリステフス属に分類されており、中国北部が原産地です。
花色も紫色・赤色・白色・桃色等多彩で、また八重咲き・ポンポン咲きもあり、品種は多様です。
園芸界では、旧属名がアスター属でしたので「アスター」という名称で流通していますが、現在ではカリステフス属に統一されており、本種との間違いを避けるためには、和名の【エゾギク(蝦夷菊)】と呼ぶ方が間違いがありません。
属名の「カリステフス」は、ギリシャ語で「美しい冠」という意味があり、タネに生えている<冠毛(タンポポの毛のような)>が美しいところから、名付けられています。
遠目に見ますと、「アジサイ」の花姿に似ていましたが【ボタンクサギ(牡丹臭木)】でした。
「ボタン(牡丹)」のような花を咲かせる「クサギ(臭木)」が、名前の由来です。
クマツヅラ科クサギ属の半耐寒性落葉低木種で、中国南部が原産地で、中国表記は「臭牡丹」です。
「クサギ(臭木)」の仲間ですから葉には異臭がありますが、花自体はいい匂いがしています。
花はとぼ身の頃は濃赤紅色をしており、開花しますと、飛び出した4本の雄しべと、桃色の五弁花を見せてくれます。
花冠は高杯形で花咲きが5裂し、それぞれがやや反りかえり、直径15センチ程度のボール状に固まって咲きますので、見事な花姿が楽しめます。
サラダや炒め物などなどに使われる「アスパラガス」の仲間ですが、成長して大きくなった【アスパラガス・マコワニー】です。高さ2メートル程度の株になります。
ユリ科アスパラガス属の植物で、他の「アスパラガス」と同様に葉のように見えるのは、極端に細く分枝した「茎」であり、本来の葉は鱗片状に退化しています。
本種は南アフリカ原産ですが、属としては約300種ほどが分類されており、園芸業界では「(アスパラガス)・ミリオクダス」として流通しているようで、和名では「タチボウキ」です。
日本には江戸時代にオランダ船を通じて鑑賞用として渡来、食用として導入されたのは明治時代です。
本格的な栽培は大正時代に入り、輸出缶詰用として「ホワイトアスパラガス」が栽培され、その後青い「アスパラガス」が日本にも根付きました。
我が母校の兵庫県立兵庫高等学校の校章は、ユーカリの細長い葉を3本組合わせた意匠で、校歌の一番にも<白き雲わくユーカリに>の歌詞が出てきます。
樹高60~70メートルに達しますので、確かに雲を見上げる高さに成りそうです。
和名の【ユーカリ】は学名「Eucalypyus(ユーカリプタス)」を短縮した略称で、フトモモ科ユーカリ属の総称として使われ、オーストラリア・タスマニア島には500種以上が分布しています。
コアラの餌として【ユーカリ】の葉は有名ですが、食べる品種は限られており、また新芽しか食べません。
日本には1875(明治8)年頃に渡来しており、街路樹や生け花の枝ものとして利用されてきており、現在ではアロマテラピーなどで、葉からとれる精油が利用されています。
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