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5~6月ごろに、その年の新枝先に円錐花序を出して、白い小さな花を多数咲かせる【ネズミモチ(鼠黐)】の実が熟していました。
別名「タマツバキ」と呼ばれている、モクセイ科イボタノキ属の常緑低木ですのが、花が咲き誇る時期には、キンモクセイとは違うかなり濃厚な匂いがします。
名前の由来は、葉の形状が「モチノキ」に似ていて、黒紫色の実が「ネズミの糞」に似ているということで名づけられています。
「ヘクソカズラ」や「オオイヌノフグリ」に比べて、まだ名称としては許される範囲でしょうか。
外来種に「トウネズミモチ」がありますが、こちらは「葉」の葉脈が見えていますし、実の形もやや丸めなので、見分けがつくと思います。
水分を含んでいるということで、防火帯として生け垣などによく使われてましたが、 「マサキ」 と同様、最近は見かけなくなりました。
サクラソウ科の【プリムラ・オブコニカ】ですが、和名の「トキワザクラ(常盤桜)」と覚える方が簡単だと思います。
また一年を通じて開花していますので、「シキザキサクラソウ(四季咲き桜草)」とも呼ばれています。
原産地は中国~ヒマラヤで、冬から春先にかけて小さな蕾から4~5センチになる大きな花弁で楽しませてくれます。
【プリムラ・オブコニカ】の葉の表面からは「プミリン」というアルカイドを分泌していますので、体質によってはかぶれることが起こります。
中国湖北省でイギリス人によって発見されたのが1879年で、その後ヨローッパに渡り品種改良が進みました。
薄桃色・白色・橙色・薄紫等、多彩な色合いが楽しめる花です。
むき出しの電線のような銀色の細い独特の茎葉が美しく、葉は大変に小さく、1センチ程度の被針形を茎から伸ばしています。
キク科の半耐寒性常緑小低木の植物で、原産地はオーストラリアです。
流通名としては、見ためそのものの「プラチーナ」、もしくは「クッションブュシュ」と呼ばれています。
キク科ですので、黄色いボール状の塊で小さな花を咲かせますが、花よりもこの銀色の姿を楽しむのが主体で、クリスマスの時期には赤いポインセチアとの寄せ植えによく使われているのを見かけます。
花のイメージと名称の【ビデンス】とは、なんだか印象が合わない感じを持ちますが、ラテン語で「ビデンス」は、<2>と<歯>を意味する単語の合成語です。
結実して出来る果実に、歯のような2本の<芒(のぎ)=棘状の突起物>があるところからの命名です。
原産地はアメリカ南部、キク科の花ですが、別名「ウインターコスモス」と呼ばれています。
コスモスに似た5枚の花弁を持つ「フェルリフォリア種」と、写真のように5~8枚の花弁を持つ「ラヴェイス種」の2種類に大きく分かれています。
「ウインターコスモス」の名前通り、この寒い時期に端正な花弁の姿で目を楽しませてくれる貴重な花です。
1.5センチばかりの小さな花ですが、花弁の紅白のバランスと雄しべ・雌しべの面白い形が目立つ【セイヨウクモマグサ(西洋雲間草)】です。
ユキノシタ科サクシフラガ(ユキノシタ)属の植物で、ヨーロッパ北西部・中部が原産地です。
日本の高山地帯に自生する「クモマグサ」は低地での栽培が難しく、流通しているのは北欧産の園芸品種で、「セイヨウクマモグサ」もしくは「ヨウシュクモマグサ(洋種雲間草)」と呼ばれています。
高山地帯で雲の間から花を咲かせる姿から、命名されました。
済みきった空気の山頂で咲いているのを見つければ、もっとすがすがしさが感じられそうな気がします。
目の覚めるビビットな色合いの花弁を見れば、原産地がチリ、メキシコ、ニュージランドというのもうなづけます。
ゴマノハグサ科の【カウセオラリア】ですが、400種類ほどの品種があるようで、品種名の同定までは出来ません。
別名「キンチャクソウ(巾着草)」と呼ばれるように、下側の花弁が袋状になっている面白い形をしています。
ラテン語で「カルセオルス=小さな靴(スリッパ)」が、名前の由来です。
黄色・橙色・赤等多彩で、写真のように黄色の花弁に斑点が細かく入っているものや赤色と黄色の2色の色合いもあり、花弁の形は見ていて飽きません。
耐寒性のある多年草です。この時期きれいな銀白色の葉で楽しませてくれるキク科セネキオ(セネシオ)属の【シロタエギク(白妙菊)】の花です。
開花時期は6月頃の記憶があるのですが、この時期に咲いているのは珍しく、足が止まりました。
茎や羽根状に分裂した葉には白い繊毛があり、単独で利用するよりは、寄せ植えの脇役的な存在感の強い植物だと思います。
別名「ダスティーミラー」と呼ばれ、南ヨーロッパの海岸地帯が原産地ですが、この【シロタエギク】も、ハーバーランドの海辺沿いに植え込まれていました。
2センチに満たない黄色い花ですが、種ができますと株が弱るため、早めに切り取られることが多いので、満開状態で見かけることは少ない花です。
属名の「セネキオ」は、ラテン語の「セネックス=老人」という意味で、白い繊毛を白髪と見立てての命名です。
「マツムシソウ(松虫草)」は日本にも自生していますが、<スカビオサ>と呼ぶ場合は、一年生の「セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)」や多年草の「コーカサスマツムシソウ」など、外国産の品種を指すようです。
中心部の舌状花が密集していますので、「マツムシソウ」よりは豪華な感じのする花の形状だと思います。
一見キク科の花に似た頭状花序ですが、キク科の場合はその外側に「蕚」のような総苞があるのに対して、マツムシソウ科では見当たりません。
雄しべも互いに融合し合わないのも、キク科との違いです。
アジア、アフリカ、ヨーロッパ原産で、約80種類が分布しており、<スカビオサ>とはラテン語で「疥癬」という意味で、この植物が皮膚病の薬として用いられたことに由来しています。
【ジュリアン】という品種は、もともとトランスコーカサス原産の「プリムラ・ジュリエ」と「プリムラ・ポリアンサ」を交配させて出来た品種を、「ジュリアン」と呼んでいます。
原産地はトランスコーカサスで、サクラソウ科の花です。
原産地の性質が残るのか夏の暑さには弱く、今が咲き頃で秋から春先にかけてきれいな花を見せてくれます。
写真の【プリムラ・ジュリアン】は、<マスカットのジュレ>と呼ばれているように淡緑色の花弁で、バラ咲きの形状です。
紅色の【プリムラ・ジュリアン】は、<イチゴのミルフィーユ>と呼ばれ、バラ咲きの形がミルフィーユの何層も重ねた断面に見立てて名付けられており、想像力をかきたててくれます。
花の写真だけ見れば一見 「ブルーデージー」 に似ていますが、こちらは花径2センチばかりの小さな大きさです。
【ブラキカム】の原産地はオーストラリアで、形からも分かるようにキク科ブラキコメ属の花で、60~70種類の品種があります。
和名では「ヒメコスモス」と呼ばれていますが、糸状の繊細な花弁を見ていますと、なるほどとうなづける名前です。
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