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道路脇の植え込みとしての<ツツジ>は 「ヒラドツツジ」 をよく見かけますが、【キリシマツツジ(霧島躑躅)】が植え込まれているのは、初めて見ました。
ツツジ科ツツジ属の常緑低木で、4月から5月頃に鮮やかな赤紅色の花径3センチ前後の小ぶりの花を、枝先に2~3輪咲かせます。
花も小ぶりですが、葉も広い楕円形で長さは2センチ程度と小さめです。
九州に自生する「ヤマツツジ(山躑躅)」と「ミヤマキリシマ(深山霧島)」との交配種だとされ、江戸時代の寛永年間(1624~1644)に、現在の鹿児島県霧島市で作出され、盆栽などの人気を博した品種です。
ツバキ科モッコク属の常緑高木で、江戸時代に珍重された「アカマツ」・「イトヒバ」・「カヤ」・「イヌマキ」 と並び<江戸五木>のひとつに数えられています。
花は7月頃に開花、花径2センチ定礎の黄白色の花を下向きに咲かせ、芳香性があります。
株は「両性花」または「雄花」をつけますが、「雄花」の雌しべは退化しています。
「両性花」の下部には直径1センチ程度の球形の果実を秋に実らせ、熟すと分厚い果皮が裂けて赤い種子を露出させます。
根元に 「センリョウ(千両)」 ・ 「マンリョウ(万両)」 を寄せ植えして、「千両万両持ち込む」と縁起を担ぎ、庭木としてよく用いられています。
路傍に目立たない白い花を、穂状に咲かせる【ヘラオオバコ(箆大葉子)】を見つけました。
オオバコ科オオバコ属、日本には江戸時代に渡来したヨーロッパ原産の帰化植物です。
細長いヘラ状の葉を斜め上に放射状にのばし、その上に花茎を何本も出し、花穂を先端に付けます。
穂には小さな花が咲き、穂の下から上に向かって順次開花させていきます。
よく見かける野草として、既に属の代表格である「オオバコ(大葉子)」はアップしていると考えていたのですが、「トウオオバコ(唐大葉子)」 だけでした。
今年も運よく、【キショウブ】の開花時期に足を運ぶことができました。
アヤメ科アヤメ属の多年草で、西アジアからヨーロッパ原産の帰化植物です。
繁殖力が強く、環境省の「要注意外来種」のひとつですが、身の回りで目にするのはこの場所の群生だけです。
黄色の花色で、外花被片は大型の広い卵形で先が垂れ下がり、中央に茶色の模様がみられ、内花被片は小さく立ち上がっています。
アヤメ属は世界中で約150種、日本では 「シャガ」 ・ 「カキツバタ」 ・ 「ハナショウブ」 ・ 「アヤメ」 など9種類がありますが、黄色の花被片はこの【キショウブ】だけです。
昨日アップしました 「ドドナエア・ポップブッシュ・プルプレア」 の新芽もきれいな色でしたが、この【カリステモン・ミスターフォスター】の新芽も赤銅色で、また枝に蕾が並んでいました。
フトモモ科ブラシノキ属、オーストラリア原産の常緑中木種として、約30種ほどの仲間が自生、春から初夏、かけて、また秋にもボトルブラシ上の 円筒形の花 を咲かせます。
明治時代に渡来、和名としては「金宝樹」と葉づけられています。
どの仲間も正式名称が長く、難しい名称が多いので、普通は属名の「カリステモン」もしくは 「ブラシノキ」 で流通しているようです。
街路樹の植え込みとしては、珍しい【ドドナエア・ポップブッシュ・プルプレア】が植え込まれているのを見つけました。
ムクロジ科ドドナエア属の常緑中木種で、原産地はニュージーランドです。
属にはオーストラリアを中心として約60種が分布しています。
カラーリーフとしてきれいな葉を観賞するのが主目的で、細長い葉の形状で気温により葉の色合いが変わり、冬場にはむらさきがかった銅葉色になりますが、年間を通じて落葉することはありません。
冬場には花が咲き、花後には実が付きます。正確には種子を被う「莢」が花のように赤くなるのも魅力的な樹木です。
大きなプランターから、50センチばかりの花茎を伸ばし、先端に2輪の大きな花を咲かせている<アマリリス>を見つけました。
花径20センチ近い見事な大輪の八重咲き品種ですので、「レッドピーコック」に間違いがないかなと見ているのですが、同定は避けました。
ヒガンバナ科ヒッペアストラム属の球根草で、中南米・西インド諸島に約90種ほどの原種があり、数百種を超える園芸品種が育成され、日本には江戸時代末期に渡来しています。
学名の「 Hippeastrum(ヒッペアストラム)」 は、ギリシア語の「騎士(=hippeus)」と「星(=astoron)」からなり、英名はこれにちなんで「ナイトスター・リリー」です。
通勤時に通りますお家の生け垣に、今年もきれいに【ナニワイバラ(難波薔薇)】が咲き出しています。
バラ科バラ属に分類される、中国原産の原種バラのひとつです。
名称の由来は、難波(大阪)商人が日本に持ち込んだことに由来、別名として「ロレヴィガーター」 ・ 「チェロキーローズ」 と呼ばれています。
茎には細い棘と太い曲がった棘に覆われ、花径7~8センチの目にも鮮やかな純白の一重咲きの美しい花姿です。
この【ナニワイバラ】の蜜や花粉が美味しいのか、多くの昆虫たちが集まります。
「ナミルリイロハラナガハナアブ」 ・ 「コアオハナムグリ」 ・ 「ヒゲナガホソクチゾウムシ」 ・
「コハナバチ」 などを撮影してきていますが、今年もひとつひとつの花を注意深く眺める季節がやってきました。
街路樹として植えられている、【カツラ(桂)】の樹を見つけました。
葉が出る前に葉脇に花を咲かせますので、来年は忘れずに再訪問したいと考えています。
カツラ科カツラ属の落葉高木で、成長しますと樹高30メートル、直径2メートルほどになり、雌雄異株で雄花・雌花ともに花弁も蕚のない花を咲かせ、雄葉は多数の雄しべがあり、雌花は3~5本の雌しべを持ち柱頭は糸状になっています。
葉はハート形の丸い円形が特徴的で、秋には黄色く紅葉、匂いを放つ芳香性があります。
兵庫県朝来市の糸井渓谷には、樹齢2000年、樹高35メートルの「糸井の大カツラ」があり、国の天然記念物に指定されています。
「藤棚」は日よけ代わりとして用いられ、その下にはベンチなどがよく置かれています。
湊川神社にも「藤棚」がありますが、その下には植え込みがあり、参拝者には気づかれにくい場所に設置されています。
<フジ>はマメ科フジ属の蔓性落葉樹、<フジ>には蔓が右巻きと左巻きの2種類があり、右巻きの標準和名は「フジ(藤)」または「ノダフジ(野田藤)」、左巻きの標準和名は「ヤマフジ(山藤)」または「ノフジ(野藤)」です。
日本固有種として、『万葉集』には<フジ>の花が27首詠まれており、上古より観賞の対象にされていたのが分かります。
好日性植物で総状花序は長く垂れ下がり、「フジ」はひと房に約100花ほど咲かせますが、「ヤマフジ」はひと房に30花ほどです。
共に長い<豆果(莢果)>を実らせますが、花を多く咲かせる割には、ひと房に実るのは2~3本程度でしょうか、子供の頃は「刀」としてよく遊んでいました。
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