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青紫色の花弁が少し波打ち、中心部に白い斑が入り、中心部がまた濃い紫色で、きれいな花姿の<アネモネ>です。
<アネモネ>はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、西アジアの温帯地域や地中海沿岸を中心として約120種以上の野生種があり、日本にも 「シュウメイギク(秋明菊)」 を始め約10種が自生しています。
名称の<アネモネ>は、種に長い毛を持ち、風によって運ばれることにちなんで、ギリシア語で「風」を意味する[anemos]に由来しています。
園芸品種の<アネモネ>は、赤色で馴染のある「アネモネ・コロナリア種」を元にして作出された品種が多く、写真の<アネモネ>は一重咲きの大輪の花を咲かせる<デカン>系だとまではわかるのですが、品種名の特定まではできませんでした。
昨日紹介した 「カナスタ」 と同様に、輝きのある明るいピンク色の花弁の縁に、細かい切れ込みが入る<フレンジ咲き>の【キャシャレル】です。
発表されたのは2013年とまだ新しい品種で、独特のフリル形状が、これから人気を博しそうです。
品種名の【キャシャレル】は、フランスのファッションメーカーの名前ですが、フランス南部にあるプロヴァンス地方カマルグの<鳥>の名称でもあるようで、フリル状の鶏冠や尾羽でもあるのかなと想像しています。
赤色の花弁の白いフリル状の縁取りが入る形を「フリンジ咲き」と分類されていますが、遅咲き系から枝変わりして発生した系統です。
この【カナスタ】は、1999(平成11)年にオランダで作出された品種で、草丈も40~50センチとあまり高くなく、強健で花持ちの良い品種です。
名称の「カナスタ」の意味が気になり調べてみますと、「ラミー」や「セブンブリッジ」に似たトランプゲームを指すようで、通常2組のトランプを使用するのにちなみ、赤色と白色の組み合わせを象徴しているのかなと想像しています。
すっきりとした卵形の花姿がきれいで、もっとも多く栽培されている黄色の<チューリップ>の代表格なのが、この【ストロングゴールド】です。
草丈は20~40センチとやや低めですが、花茎の先端につく花は大きめです。
一重咲き系と一重晩咲き系の品種を交雑させた<トライアンフ系>の品種で、名称通り咲き進んでも花が乱れないので花持ちがよく、まさに「ストロング」で長く楽しめることができる人気品種です。
昨夜は地下街<メトロこうべ(新開地タウン)>にあります<立ち呑み「鈴ぎん:福寿」>で、ちょっと一杯呑んでおりましたが、その店の西隣にあるのが <酒房・焼鳥「丸萬」> です。
その「丸萬」の店先に置かれた台の上に、見事に成長した<サツマイモ(薩摩芋)>の「芋づる」が伸びていました。
<サツマイモ>はヒルガオ科サツマイモ属の植物の肥大した根の部分で、原産地は中米ですが、現在では世界中の生産の約9割がアジアで栽培されています。
1604年中国から琉球に伝わったとされ、その後100年余りを経て種子島に渡り、1700年代初めに薩摩藩が栽培を始め、芋焼酎の素地が築かれました。
この<サツマイモ>、皮の色が赤紅色ではなく白っぽい皮の色でしたので、品種としては、芋焼酎の原材料になる「黄金千貫」かなと眺めておりました。
今年の1月4日に移転オープンした <カフェと和食「梅一輪」> を紹介しましたが、その店先にお祝いの【コチョウラン】が置かれていました。
台湾・フィリピンなどの東南アジアに分布、ラン科コチョウラン属としてきれいな花を咲かせ、今では開店記念などのお使い物の鉢植えとしての代表格になっています。
原種の【コチョウラン】の花径は5センチ前後ですが、約100年の品種改良を経て、今では10~15センチの大輪まで育種されてきました。
他のラン科と違い、<バブル>などを持たずに肉厚の葉に水分や栄養分を貯めて成長する着生植物です。
最近の鉢植えは、一見「ミズゴケ」が詰まっているように見えますが、発砲スチロールなどでかさ上げされたモノが多く、そのままの状態では水の管理が難しく、多年生でありながら再度花を咲かせるのは至難です。
直径5~6ミリほど、赤く熟した実をつけていた【アスパラガス】を見つけました。
クロンキスト体系ではユリ科に分類されていますが、分子統計学によるAPG体系ではキジカクシ科に属する多年生草本植物で、地中海沿岸を原産地としています。
江戸時代にオランダより導入され、和名は「オランダキジカクシ(阿蘭陀雉隠)」で、成長して葉が茂ると「雉」が隠れるほど大きくなることに因んでいます。
葉のように見える部分は、極端にほそく細やかに分枝した「茎」であり、本来の葉は鱗片状に退化、また雌雄異株です。
花は淡い黄色の花弁で、雄花は黄色い<雄髄>を持ち、雌花は花のなかに身になる緑色の<子房>を持っているため、雄花よりもふっくらとした花姿です。
来る2月12日(金)から2月14日(日)の期間、デュオこうべの「デュオドーム」において、毎年恒例の<神戸花物語2016春>が開催されます。
西区淡河町の「神戸チューリップ」や伊川谷町で栽培されている「パンジー・ビオラ・ストック」などの園芸品種の宣伝を兼ねて、1万輪の神戸産の花が咲き誇る会場に、花の販売やアレンジメント・寄せ植え体験コーナーなどが楽しめます。
この前宣伝だとおもいますが、デュオこうべの地下街に<チューリップ>の植え込みが置かれ、その中で黄色の八重咲きの【メリージョー】が、目立ちました。
花姿だけを見ていますと、<チューリップ>だとはわからないと思いますが、なかなか貫禄のある趣きです。
<ケール>といえば、青汁を思い出しますが、この品種は赤紫色の葉色をしています。
アブラナ科アブラナ属の野菜で、地中海沿岸を原産地とし、日本には江戸時代に渡来和名としては、「ハゴロモカンラン(羽衣甘藍)」や「リョクヨウカンラン(緑葉甘藍)」と呼ばれています。
<キャベツ>の原種「ヤセイカンラン」の近縁にあたりますが、<キャベツ>とは違い丸く結球しません。
<βカロテン>や<ビタミンE>や<ビタミンC>などが芳づに含まれている緑黄色野菜ですが、この赤紫色の葉でも緑黄色野菜なのかと、つまらないことが気になっています。
商店街の通路に置かれた植木鉢に【グズマニア・マグニヒカ】が寄せ植えされていて、黄色・赤色・紫色と多色な<苞状葉>がきれいでした。
パイナップル科グズマニア属の多年草で、中南米の熱帯雨林に約120種が分布、本来は樹木の上などに自生する<着生植物>です。
園芸的に栽培されたパイナップル科の総称として、<アナナス>の名で流通しているかもしれません。
葉は細長く光沢があり、放射状に広がり、<グズマニア>は葉から水分や栄養分を吸収できる特性を持っていますので、葉の根元は筒状になっていて水を貯める構造をしています。
株の中心部より花茎を伸ばし、穂状の花を咲かせますが目立つ姿ではなく、あくまで色づいた<苞状葉>を観賞するのが目的の植物です。
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