<田辺聖子>の小説は大阪府生まれの作家として、関西弁が生きていますので、肩が張らずに読めます。
本書は8話の短篇が収められていますが、どれも関西の名物料理を中心に置き、各短篇に登場する40代の男はそれぞれに好物料理に固執する性格を持ち、現実的な考え方をする女性陣達に喧々諤々としながらも、「所詮人生なんてこんなもんだろう」という喜怒哀楽を漂わせながら、ユーモアたっぷりに描かれています。
登場する料理は、「おでん」・「きつねうどん」・「すき焼き」・「お好み焼き」・「くじら」・「たこやき」・「てっちり」・「白味噌汁」等、どれも関西ならではの構成です。
<タベモノは何でも、一緒に食う相手によるねんな>という台詞が、『たこやき多情』の中に出てきますが、まさに相槌を打つと共に言い得て妙の食と恋の短篇集でした。
3日ほど前にいつもの立ち呑み屋さんに顔を出しますと、何やら大きな抽選箱が置かれていました。
「サントリーが<がんばろうひょうご!!>ということで、キャンペーンをやっているんですわ」との店長さんのお言葉。
角(ウイスキーの銘柄)のハイボール1杯で1枚の抽選券が引けます。
新型インフルエンザで遠のいた呑み客を取り戻そうというキャンペーンです。
A賞・・角のポケットサイズ瓶 これは2本だけです。
B賞・・石川さゆりが唄っていた懐かしいCMソング・・・♪ウイスキーはお好きでしょう~・・・が聞けるミニボトル 20個程度。C賞・・うちわ 残念賞かな、という内容。
お酒は何でも呑みますが、普段はビール党のわたしですので、「ふ~~ん」と気にしていませんでした。
今日行きますと、抽選券は当初100枚以上あったようで、残り少なくなってきており、まだA賞が残っているとか。
俄然興味がわき、ハイボールに切り替えました。3枚続けてC賞のうちわ。4杯目でB賞をゲット。そして5杯目は、お店のおネイサンが「ファルコンさんこれね」と券を渡してくれました。なんと最後の1本のボトルが当たりました。
でもね、なんだか調子が良すぎて、複雑な気持ちなんです。
A賞隠されていたのかなぁ~、それとも本当に偶然に当たったのかなぁ~と。
<ベルンハルト・シュリンク>のベストセラー小説『朗読者』を、『めぐりあう時間たち』の監督&脚本家コンビの監督<スティーブン・ダルドリー> 、脚本<デヴィッド・ヘアー> がアメリカ・ドイツ合作として映画化した『原題:The Reader』が、邦題『愛を読むひと』として2009年6月19日より全国で公開されます。
1958年のドイツ、15歳の「マイケル」は、21歳年上の「ハンナ」(ケイト・ウィンスレット)とベッドを共にし、彼女に頼まれて本を朗読するようになりますが、ある日突然、彼女は姿を消してしまいます。時は流れ、戦時中のある罪を問われて投獄された「ハンナ」のために、「マイケル」(レイフ・ファインズ)は物語を朗読したテープを刑務所に送り続けます。
第81回アカデミー賞(2009年2月22日)で<ケイト・ウィンスレット>が主演女優賞を受賞した作品です。
JR神戸駅の地下の広場「デュオこうべ」で、<団塊の世代塾>と銘打った催しが開かれていました。
堺屋太一氏の小説で一躍広まった団塊の世代という言葉も、はや30数年経っています。
昭和22年から24年の3年間に生まれた方々を指す言葉ですが、がむしゃらに働いてきた方々が、60歳を超える節目のようです。
退職をして、気がつけば趣味の一つもないという方が多いと聞きますが、会場には草木染め・レザークラフト・押し花アート・木工等、実演を兼ねた教室が並んでいます。
それぞれの実演に参加されている方々は、どうみても団塊の世代以上のお歳のようで、その元気さに見とれてしまいました。
神戸から発生した新型インフルエンザの影響で、市内の観光地やホテルも閑散とした日々が続いていました。
取り合えず、終息宣言が出されマスク姿もなくなりました。
神戸元気宣言ということで、神戸の街に来てもらおうと、この6月に各種の施設が無料開放されています。
身近な湊川神社の宝物殿もその一つ。拝観料300円が6月中は無料になっています。
ありがたく、楠木正成公の書画や鎧等の展示品を見てまいりました。
明日の13日と明後日の14日には、王子動物園や須磨海浜水族園や森林植物園の入館料が無料で開放されます。
お近くの方、ぜひ神戸にいらしてください。
梅雨に入り、雨の日が続く空模様です。
愛想のよい女将さんがいる和食堂【まるさ】に顔出す機会が最近増えました。
前回訪問させて頂いた時に「マイ箸」を用意しましたよと、女将さん。
常連さんに認めて頂き、嬉しく食事させていただきました。
箸袋には、ちゃんと「ファルコンさん」と書かれています。
ちなみに写真の本日の定食、650円です。
・・・茄子とピーマンのピリ辛味噌炒め・鮭・胡瓜とわかめの酢の物・鶏のミンチボール・鳥肝・山椒コンブ・・・
このお店、雨の日にはコーヒーがサービスとして食後に出てきます。
タイミングなのか、なんだか雨の日ばかりに顔を出しているように思われるのも癪なのですが、ゆっくり女将さんと会話しながらの食事は、のんびりと和みます。
板宿にお寄りの節には、是非一度覗いてもらいたい家庭的な食堂です。
「建築紛争事件」に関して、建築分野の専門家として裁判所に出向いていますので、裁判所や裁判官の話題や実状に関しては、どうしても興味を持ってしまいます。
この2009年5月21日より「裁判員制度」が施行されますが、序章を含めて問題点を指摘されています。
また過去の判例を多く用いて、判決の理不尽さを痛快に切り込み、明治時代からの刑法の矛盾点をつき「バカタレ判決」に異議を唱えています。
わたしも「心神喪失」や「心身耗弱」などの理由で不起訴や無罪となるのは納得がいかず、殺人行為自体を正常に行う人間はいないはずです。
判例主義的な日本の判決にも疑問を感じますし、死刑・無期懲役に関する事件だけを「裁判員制度」の対象としているのも、国民の常識を反映させるには、矛盾を感じ得ません。
梅雨入りしました。
アジサイが雨に濡れてきれいに映える時期がやってきました。
神戸市の市花は「アジサイ」ですので、街の中の植え込みに多くのアジサイを見かけます。
写真はゆっくりと座れない、お尻を乗せもたれるだけのベンチです。背もたれに市花のアジサイの花がデザインされています。
寝ころぶ人達の防止対策でしょうが、使いづらいため、これを利用しているところを見たことがありません。
そしてまた、背もたれにアジサイの花弁がデザインされているのも、気付かれないようです。
梅雨入りのせいでしょうか、蒸し暑い一日でした。
喉が渇きますといつもならコンビニで牛乳を買うのですが、たまに炭酸系がほしくなります。
自動販売機で見つけました「ウルトラサイダー」。
1缶100円です。
缶のデザインが「ウルトラマン」「ゾフィー」「ウルトラセブン」といったデザインで6種類そろっています。
缶の裏側には、ウルトラ戦士のプロフィールや怪獣の説明文が書かれています。
味はラムネと同じで、昔なじんだ懐かしいサイダー味。
収集ファンは、6缶集めているんでしょうねぇ。
職業柄、寸法とか細かい部分とかに目がゆく習性が、一般の方よりは強いと思います。
電車に乗り、扉の足元に目をやりましたら溝の形状が左右対称になっていません。
何か意図があるのか、ここだけなのか、次の機会に確かめたいと思っています。
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