《 雅羅・/・襍録〝5月木花Ⅴ〟❖ ’24-129❖  》

クマシデ (熊四手)  カバノキ科(Betulaceae)
学名: Carpinus japonica Blume
今年は、早くも花期はおわっていた。
早くも果穂状態。

《 里山緑地に見られる樹花〝5月木花Ⅴ  5/5〟》
和名の由来は葉が硬く、風にそよぐと音を立てることから。
落葉高木、高さ10~15m。在来種(日本固有種)。
若木の樹皮は平滑だが、成長につれ皮目がミミズ腫れ状の模様が縦に並ぶ。
老木になると、黒褐色で浅く縦に裂け剥がれる。
葉は互生し、長さ5~10㎝の長楕円形、幅がやや狭く、先が尖る。
葉の質は、薄く葉脈が深く裏面に出っ張り縁は重鋸歯。葉表は無毛。
葉裏の脈上には帯褐色の長毛があり、脈腋に毛叢がある。雌雄同株。
同属のイヌシデやサワシバ、近縁のヒメヤシャブシ等と、葉が似ている。
側脈の数や、葉の形、鋸歯の形などで区別する。
開花は葉の展開と同時。雄花序、雌花序ともに垂れ下がる。
雌雄同株、雌雄異花。5月頃、雌雄それぞれの尾状花序を出す。
雄花序は、前年枝に束生して下垂する。雌花序は、新枝に頂生する。
果穂は長さ5~10㎝、果苞は長さ1.5~2㎝、縁に粗い鋸歯がある。
果穂は、種子を抱いた果苞(葉の変形)が、房状になったもの。
夏まで緑色をしているが、秋に熟すと茶色になる。
シデ名の由来は、
この実を四手(しめ縄や玉串に下げる、紙を折ったもの)に見立てた。
堅果は長さ約4㎜の扁平な長楕円形、果苞の基部につく。

「令和陸年(皇紀2684年)5月8日、記」
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