《 雅羅・/・襍録〝植栽花〟❖ ’24-152 ❖ 》

トキソウ(朱鷺草) ラン科(Orchidaceae)

学名:Pogonia japonica Reichb. fil.
和名由来は、薄い紅色の花色が鳥の朱鷺(トキ)の羽根の色に似ている事から。
根茎は長さ10~20㎜、幅約2㎜。葉は根生し長さ3.5~10㎝、幅0.7~1.7㎝の惰円形。
苞は葉の上に1個つき、長さ15~25(40)㎜、幅3~7㎜の狭楕円形~線状披針形。
花は、茎頂に横向きに単生し、子房と小花柄は長さ10~18㎜。
萼片は長さ15~22㎜、幅2.5~3.5㎜の楕円状狭倒披針形。
側弁は花弁に似て、長さ14~22㎜、幅3.5~5㎜。
唇弁は長さ14~20㎜、幅3~4㎜、3裂する。側裂片は長さ約0.8㎜、三角状。
中央裂片は、2~3列の房状突起があり縁は繊維状の切れ込みがある。
《〝山の花・箱根・湿生花園〟“5月草花XXI ”2024/05/30  》
トキソウは、純白の花を咲かせるサギソウと並び、知名度の高い湿生のラン。
サギソウが盛夏、お盆の頃に開花するのに対して、
本種は春に草が伸び始めた湿地の中に淡いピンク色の花を咲かせる。
トキソウは土砂の流入がやや多いなど、攪乱された植生遷移の初期段階で生育する。
トキソウの名は、花の色が特別天然記念物の鳥のトキ(朱鷺)の翼の下の色、
いわゆる「とき色」をしていることに由来する由。
トキソウは、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧とされている。
湿地の植生が安定すると増えてくる。
植物園の存在が有用であることが見て分かった。


「令和陸年(皇紀2684年)5月31日、記」
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