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猫の額にもならない我が家の庭ですが、【フキ(蕗)】の花が咲きだしています。
キク科フキ属の多年草で、学名として「Petasites japonicus」とあるように、日本原産の植物です。
名は、ギリシア語の「petasos(つばの広い帽子)」にちなみます。
早春に丸い葉が出る前に花茎が伸び出し、いわゆるこれが「フキノトウ(蕗の薹)」と呼ばれるもので、雌雄異株、写真は「雄花」です。
白色の5弁花が密集するように咲き、「雌花」は受粉後にタンポポのような綿毛の種子を飛ばします。
野菜として売られている【フキ】はほとんどが「愛知早生フキ」ですが、「秋田フキ」と呼ばれている葉柄が2メートルほどになる大型の品種もあり、秋田県の県花です。
4枚の白色の花弁が十字架状に咲いていても、花径5ミリほどの小さな花の【ミチタネツケバナ(道種漬花)】です。
アブラナ科タネツケバナ属のヨーロッパ原産の帰化植物で、1974年鳥取県で帰化が確認されて以来、急速に各地に拡大した野草です。
草丈は伸びても30センチ程度、柄のある花が花茎に均等に付く総状花序をなし、<蕚片>は4枚あり長い楕円形で花弁よりも短い形状です。
日本には属として10種ほどが自生していますが、この【ミチタネツケバナ】の雄しべは4本で、よく似た「タネツケバナ」は6本ありますので区別は容易です。
写真ではまだ緑色で未熟ですが、花後には長さ2センチほどの細長い円柱形の長角果が、棒のようになって上向きに熟します。
花姿や全体の感じは 「ハコベ」 に似ていますが、本種の方が大型であるために「ウシ」を付けられて【ウシハコベ(牛繁縷)】と呼ばれています。
麦の栽培と共に渡来した「史前帰化植物」のひとつで、路傍や空き地なので繁殖しています。
「ハコベ」と同様にナデシコ科ですが、雌しべの柱頭の先が3つに分かれているのがハコベ属で、5つに分かれていることによりウシハコベ属として分類されている越年草・多年草です。
茎は枝が多く、下部は地を這い上部は斜上して草丈50~60センチにまで成長、円柱形の茎で節の部分は紫色を帯び、上部は腺毛が生えています。
花は上部の葉脇に集散花序をつけるか単生、花弁は白色で5枚ですが、基部まで深く2裂し、あたかも10弁花のように見えています。
全体的に花弁に筋が入り、花の中心部は黄色をしています【コモサ】という品種です。
カタバミ科カタバミ(オキザリス)属に分類され、属としては世界中に800~850種が分布しており、日本では「ミヤマカタバミ」など6種ほどが自生しているほか、 「ムラサキカタバミ」 のような帰化植物も7種ほどが見受けられます。
花は筒状で先端が数枚の花弁に分かれ、温度や光に敏感で、蕾は日が射している暖かい日だけに開花、天気の悪い日や夜などはねじれた形で閉じています。
道端などに咲くときは「カタバミ」と野草扱いにされ、大きな花の園芸品種では<オキザリス>と呼ばれる二面性があり、少しかわいそうな気がしてしまいます。
街中に歩道などに置かれているプランターには、この時期【パンジー】がよく目立ちます。
1813年イギリスの園芸家<トンプソン>が、「ビオラ・トリコロル」を元に品種改良されたモノが【パンジー】で、スミレ科スミレ属の園芸品種で、その後次々と園芸品種が生み出され、今では1000種を超えています。
【パンジー】は、黄色・橙色・赤色・紫色・青紫色・白青色等の単色だけではなく、二色に咲き分ける品種、花の中心に 「ブロッチ」 と呼ばれる目が入る品種、様々な色が混ざり合う品種など多彩です。
花径4センチ以上のモノを【パンジー】と呼んでいますが、同じ花姿の「ビオラ」との境界はあいまいな所があり、見た目の判断が優先しているのが現状です。
熱帯アジアやアフリカに分布し、約40種が自生している<ガーベラ>です。
キク科ガーベラ属に属する植物の総称として使われ、1878年に金の採掘場である南アフリカのトランスバールで野生種の「ジャメソニー」が発見され、ヨーロッパにもたらされました。
花色は桃色・赤色・白色・黄色・緑色・橙色と多彩で、ヨーロッパで品種改良され、その数は2000品種以上有り、オランダを通じて日本に輸入されています。
花の直径から12センチ前後の大輪から、中輪、4センチ前後の小輪に分類され、花弁(舌状花)が円筒形になる 「パスタペンノーニ」 という面白い品種も見受けられます。
一般的に春先に花を咲かせる<アネモネ>ですが、花は 一重咲き のものから 八重咲き があり、花色も桃色・青色・赤色・白色とあり、草丈も切り花用の高性集から、矮性種まで様々です。
キンポウゲ科イチリンソウ属の植物で約120種ほどあり、日本では 「シュウメイギク」 などが含まれています。
園芸的に<アネモネ>と呼ばれているモノは、地中海原産の野生種「アネモネ・コロナリア」と雑種「アネモネ・フルゲンス」などから作出された園芸品種を指しています。
<アネモネ>の名前は、種が長い毛を持ち風によって運ばれることから、ギリシア語の「Anemos(風)」に由来しています。
道路脇の空き地に、どちらも名前に<オオ>が付く【オオイヌノフグリ】と【オオキナバカタバミ】が、仲良く咲き誇っていました。
【オオキバナカタバミ】は、茎先にひとつずつ花が付く散形花序をなし、花径3センチばかりの大きな5枚花弁の花を咲かせます。
【オオイヌノフグリ】の花弁は4枚あり、雄しべは2本、群生していますとキレイナ瑠璃色が見事です。
高浜虚子の俳句に、 < 犬ふぐり 星のまたたく 如くなり >とありますが、正に満天に散りばめられた星のイメージが浮かびます。
どちらも、日が射すと花弁を開き、陰りますと花弁を閉じる性質がありますので、運良くきれいに花弁が開いているところに遭遇でき、春の訪れを感じさせてくれました。
とても目を引く、鮮やかな模様の花弁を持つ<ラン(蘭)>と遭遇いたしました。
以前にもこれとよく似た鮮やかな模様の <ラン> がありましたが、こちらの方がより鮮明な赤紫色の模様が入ります。
<ラン>はラン科の総称として使われていますが、世界中に700属以上あり、品種も15000を超えている大所帯です。
英語では「Orchid(オーキッド)」ですが、ギリシア語の「orchis」が語源で、これは塊茎(バルブ)が「睾丸」に似ているところに由来しています。
本来は梅雨から夏にかけて咲き誇ります【ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)】ですが、早くも咲きだしていました。
アヤメ科ヒメトウショウブ属の球根草で、フランスにて「クロコスミア オーレア」と「クロコスミア ポッシー」を交配させて作出されました。
どちらの種も原産地は南アフリカで、日本には、明治時代中期に渡来していますが、現在では野生化しており、佐賀県では移入規制種として栽培が条例で禁止されています。
花茎から3~5本の穂状花序を分枝し、それぞれに朱赤色の花を咲かせます。
花弁は6枚で、内側と外側に3枚ずつあり、根元ではくっついており、雄しべは3本、花柱(雌しべ)は1本あり、その先端は3つに分かれています。
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