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神戸:ファルコンの散歩メモ

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ファルコン昆虫記(975)幼虫【タケノホソクロバ】

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ファルコン昆虫記(975)幼虫...
全長15ミリ、橙色の体色に黒いコブが目立つチョウ目(鱗翅目)マダラガ科クロマダラ亜科の【タケノホソクロバ】の幼虫です。

幼虫には、多数の毒棘(毒針毛)があり、人が素手で触れると疼痛や膨疹を生じ、アレルギー反応による皮膚炎を生じることもあります。

幼虫の食草はタケやササなどです。孵化後、竹や笹の葉裏に密集して張り付き、葉を食べながら移動します。成長するに従い分散し、長さ約10〜15ミリ、太さ約2ミリになると、食草の葉裏から糸を垂らして、続々と地表に落下し、分散して、単独で活発に移動するようになります。地表に落下後、地面を這いずっていることはほとんどなく、近くの壁などに登って動き回ります。体色が橙色で黑コブもあり、目立ちます。ちなみに頭部は右側です。

成虫は体長約10ミリ、開張20ミリ内外で全身が黒色。毒はありません。
#チョウ目 #ブログ #昆虫 #鱗翅目

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ファルコン昆虫記(974)【ツチイナゴ】(6)

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ファルコン昆虫記(974)【ツ...
バッタ類としては、留まっているときの後ろ脚は、危険を察知するとすぐに跳躍できるように体に沿うようにたたんでいる姿勢が普通だと思いますが、なぜか、拡げて踏ん張っていますバッタ目バッタ科ツチイナゴ属の【ツチイナゴ(土蝗)】です。

【ツチイナゴ】は、独特の模様がある褐色、黄褐色のバッタです。成虫の体長はオスが5オミリ、メスが60ミリほどになります。体型や大きさはトノサマバッタやクルマバッタに似ていますが、全身が褐色で、細かい毛が生えています。背中には黄白色の線が頭部から尾部まで走っていて、複眼の下に黒い線、胸部の側面にも黒い縦しまが見られます。

日本に分布するバッタ類は卵で越冬する種類ばかりですが、【ツチイナゴ】の活動時期は丁度半年分逆転しており、成虫で越冬します。成虫は10月ごろから現れはじめ、冬になりますとそのまま草原の枯れ草の下などで越冬します。春になると再び活動し、6月頃まで成虫は活動しています。他のバッタ類が成虫として活動する夏頃には、【ツチイナゴ】はまだ幼虫です。

夏場の草木に緑が多い幼虫期の体色は緑色をしており、秋・冬の成虫時には枯れ木に合わせて茶褐色をしているほうが、周辺になじむ擬態色となり目立たず、自然界での生態の変化に感心してしまいます。
#バッタ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(973)【オオカマキリ】(9)

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ファルコン昆虫記(973)【オ...
運よく、カマキリ目カマキリ科の褐色の【オオカマキリ】の横側から撮影できましたので、前脚の<鎌>のトゲなどがきれいにとらえることができました。

【オオカマキリ】としては、今年初めての遭遇でした。目測ですが100ミリ近い体長ですので「メス」かもしれません。

「カマキリ」は、日本には、カマキリ科(オオカマキリ・チョウセンカマキリ・ウスバカマキリ・コカマキリ・ハラビロカマキリ)、コブヒナカマキリ科(ヒナカマキリ)、ハナカマキリ科(ヒメカマキリ・サツマヒメカマキリ)に属する3科13種が生息しています。体色として、緑色タイプと褐色タイプがいますが、なぜ体色が代わるのかは、突き止められていないようです。

また、なぜ褐色型でも前翅の部分は必ず緑色になるというのも不思議に思っています。
#カマキリ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(972)【サビキコリ】

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ファルコン昆虫記(972)【サ...
仰向けにすると、パチンと自ら跳ねて元に戻る能力がある小型の甲虫を「コメツキムシ」と呼んでいますが、その一種の甲虫目カブトムシ亜目コメツキムシ科サビキコリ亜科の【サビキコリ】と遭遇しました。

「コメツキムシ」という名称の昆虫はいませんが、世界中で約1万種、日本国内で約700種が分類されています。よく似た仲間に「ムナビロサビコキリ」と「ホソサビキコリ」がいますが、どの資料も微妙に違うようで思巡しましたが【サビキコリ】と同定しました。

北海道、本州、四国、九州、沖縄などに分布。平地から低山地の雑木林や緑地などに生息しています。体長20ミリほどですが、体表には「 鱗毛」と呼ばれる褐色の微細な毛が生えており、名前のとおりさびているように見えます。胸部背面の中央付近に一対のコブ状の突起があります。

主に林の樹上や草むらの葉の上などでよく見られます。幼虫も成虫も雑食性で、クヌギなどの樹液に飛来、植物の葉から朽ち木、昆虫の死骸などさまざまなものを食べるようです。
#ブログ #昆虫 #甲虫目

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ファルコン昆虫記(971)【シロオビアワフキ】

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ファルコン昆虫記(971)【シ...
壁の上の方に留まっていましたので拡大撮影になり焦点が甘いのですが、カメムシ目アワフキムシ科の【シロオビアワフキ(白帯泡吹虫)】と遭遇ですので、記録です。左先端部横に目があるのがわかるでしょうか。

2メートルほど離れていましたので、おそらく昆虫好きでないと単なるホコリと見間違えそうなほどの大きさで、見逃すような止まり方でした。

翅端までの体長は11~12ミリになります。前翅に幅広い白帯が現れます。頭部と前胸背は、暗褐色です。小楯板と前翅は、暗褐色で白帯の両側は特に濃色で黒褐色になります。前縁部の末端に近い部分は、明らかな灰色を帯びます。体の下面と肢は、黒褐色か暗褐色で、後脛節の外側には2個の棘があるのが特徴です。

「アワフキ(泡吹)」の名称は、幼虫は頭を下にして<泡>に包まれて生活し、乾燥から保護し、捕食者や寄生から身を守っています。<泡>は腹部からの分泌物を空気と混ぜ合わせて作り、体を完全に隠し、植物の茎に付きます。成虫は<泡>を作ることはできません。

食べ物は樹液で、各種の広葉樹や草の茎に付きます。
生活型は卵→幼虫→成虫の不完全変態(小変態)を行います。卵はヤナギ、マサキ、バラ、クワなどに産卵します。
#カメムシ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(969)【オンブバッタ】(12)

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ファルコン昆虫記(969)【オ...
昨日の神戸は最低気温「12.0度」、最高気温「19.3度」のお天気でしたが、何とかバッタ目(直翅目)オンブバッタ科オンブバッタ属の【オンブバッタ】のメスを撮ることができました。

【オンブバッタ】は見た目は、「ショウリョウバッタ」によく似ていますが、「ショウリョウバッタ」よりも一回り小さく、「ショウリョウバッタ」にはないメスの上にオスが乗って移動するという習性を持つ事からこの名が付いています。また、体長がオス25ミリ、メス42ミリ前後と約1~2cmほどメスの大きいという特徴があり、体の色は一般的に見られる「緑色の個体」から「褐色の個体」まで様々なものがいます。

【オンブバッタ】は他の葉の細い単子葉植物を食べるバッタとは異なり、葉の広い双子葉植物を食べる事から食べる事ができる植物の範囲が広く、この餌の違いが【オンブバッタ】の生息場所を広げている原因のひとつになっています。
#バッタ目 #ブログ #昆虫 #直翅目

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ファルコン昆虫記(968)【キリウジガガンボ】(3)

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ファルコン昆虫記(968)【キ...
そろそろ今年の昆虫記も終わりの時期だと思います。昨日の神戸は、最低気温「13.0度」、最高気温は「18.5度」でした。

網戸の上方に体長20ミリほどのハエ目(双翅目)ガガンボ科【キリウジガガンボ(切蛆蚊姥)】がいました。後ろ側からの撮影になりましたが、左側の前脚が欠損しているようです。

灰褐色で、翅の前縁の色が濃いガガンボで、都市周辺でも普通に見られ、水田や畑の周辺に多く分布しています。幼虫は、腐った植物や、植物の芽・若い根などを食べるので、イネ・ムギの害虫とされており、成虫は水や花の蜜を餌としています。
幼虫が腹部の途中で切ったような形をしていることから「切りウジ」の名がついています。

発生時期は年2回のようで、3月~6月と9月~11月ということで、機会があればまた遭遇できそうです。
#ハエ目 #ブログ #双翅目 #昆虫

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ファルコン昆虫記(967)【セスジツユムシ】(4)

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ファルコン昆虫記(967)【セ...
ガラス窓に【セスジツユムシ】が止まっていたのですが、異常な状態でしばし観察しておりました。

白い透明の糊上の分泌物が腹部に付けています。

もしかして「産卵」状態なのかなとも思いましたが、初めて遭遇する状態で、正確な生態分析はお手上げです。

「産卵」は、枯れた気の樹皮などで行われると思うのですが、急に産気づいたのでしょうか、病気やけがでなければいいなと、判断のつかない光景に戸惑っておりました。
#バッタ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(967)【サクラアリ】

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ファルコン昆虫記(967)【サ...
白壁に留まっていました羽アリを見つけました。日本で280種以上のアリが確認されていますが、羽アリの形態はどの種もよく似ていますので種の同定は困難ですが、10月に発生ということでハチ目・アリ上科・アリ科の【サクラアリ】だと同定しました。

【サクラアリ】は体長2~5ミリほどのほかのアリに比べて小さなクロアリの仲間です。その色は全体に茶色をしていて、腹部はより淡い茶色をしています。翅はやや透明で、翅脈は褐色です。

アリは一般的にコロニー(集団)の中から一部が結婚飛行(巣別れ)、つまり繁殖のために翅を生やし巣から飛び立ちます。
中でも【サクラアリ】は、在来種である他のアリ(春~秋:種によって時期は様々)と比べ最も遅い秋から冬にかけ結婚飛行を行う種の1つです。時間帯としては午前中にみられることが多いようです。
#ハチ目 #ブログ #昆虫

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ファルコン昆虫記(966)【イボバッタ】

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ファルコン昆虫記(966)【イ...
【セスジツユムシ】を見つけた「オクラ」の葉の上でバッタ目バッタ科の【イボバッタ(疣飛蝗)】を見つけました。和名は、前胸背面にイボ状の突起が2つあることから名づけられています。

真上から撮影しようとしたのですが、敏感に危険感じ取ったのか、強い跳躍力で飛び跳ねられ逃げられてしまいました。体色が土の色に似ているため、再度の発見はできませんでしたが、横側からの撮影はできました。

平地から山地の日当たりの良い半裸地などに生息しています。特に土が露出した場所を好むようです。体色は褐色のみで、緑色の個体は見つかっていません。

トノサマバッタ類の中では、最小の大きさで、オスで18~234ミリ、メスで28~35ミリほどです。卵で越冬、5~6月頃にかけて孵化し、約2か月の幼虫期間を経て成虫となります。
#バッタ目 #ブログ #昆虫

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