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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(106)『名建築で昼食を 建築☓おいしいもの』(CCCメディアハウス)

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文筆家<甲斐みのり>(44)の著書『歩いて、食べる 東京のおいしい名建築さんぽ』(2018年6月・エクスナレッジ刊)を原案として、テレビ大阪と松竹撮影所の共同制作によりテレビ大阪・BSテレ東で8月16日から10月18日(テレビ大阪 深0:56~、BSテレ東 深0:00~)まで放送されていた真夜中ドラマが『名建築で昼食を』でした。

本書は、出演者の<池田エライザ>(24)と<田口トモロヲ>(63)がドラマの中で訪ねた名建築の魅力を詰め込んだ、オフィシャルブック『名建築で昼食を 建築☓おいしいもの』(1540円)として、(CCCメディアハウス)より、12月18日に発売されています。

オフィシャルブックでは、名建築の数々を美しい写真とともに、原案を担当した<甲斐みのり>が解説、名建築の成り立ちや細部にわたる詳細な解説に加え、ドラマ内で紹介した絶品ランチや、名建築で購入できるとっておきのお土産情報などがまとめられています。

「藤」(池田エライザ)、「千明」(田口トモロヲ)のinstagram に掲載されたノスタルジックな乙女建築写真、日常を切り取ったスナップ写真、クラシカルな家具、雑貨などに注目が集まった「藤」の部屋の紹介など、ドラマ『名建築で昼食を』の世界が凝縮されています。撮り下ろしカット満載、見応え、読み応えのある構成です。
#オフィシャルブック #ブログ #読書

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今年の読書(105)『ソニックにちりん殺人事件』西村京太郎(光文社文庫)

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本書『九州特急ソニックにちりん殺人事件』は、1996年6月に光文社「カッパノベルス」として発行され、1999年9月9日に光文社文庫になっています。また、2009年6月には。講談社文庫にもなっています。

官僚出身の元首相秘書「佐久間要」が、東京の自宅から突如失踪した場面で物語は幕を開けます。「佐久間」は保守党の有力候補者として選挙に立候補する予定になっていることにより、「十津川」警部は極秘の捜査に乗り出すことになります。

自宅の書斎の机に5枚の写真がのこされており、「十津川」は興味を持ちます。その写真は2枚が九州のL特急「ソニックにちりん」で、あとは阿蘇山と、どこかの旅館、そして「佐久間」を撮影したものでした。

「佐久間」は20年前の30歳の時に大分の税務署長として、単身赴任の経歴がありました。事件の可能性があると見た「十津川」と「亀井」刑事は現地に向かい、特急に映っている女性がソニックレディの「矢吹みほ」であることそして旅館が阿蘇山麓の「内牧旅館」であることを突き止め、「矢吹みほ」に会いに出向きますがあえず、ははおやの「宏子」が20年前に大分で小料理屋を経営していたことを聞き出します。

丁度そのころ失踪していた「佐久間」が戻り、「十津川」の素に阿蘇の内牧温泉にて「矢吹みほ」が殺害された知らせでした。

「佐久間」と「矢吹親子」の関係をにおわしながら、政界の選挙戦にからませ、警察上層部と政治的圧力の実情をちりばめながら、「十津川」が犯人に肉薄してゆく過程が楽しめる、社会派ミステリーでした。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(104)『本性』伊岡瞬(角川文庫)

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今年の読書(104)『本性』伊...
本書『本性』は、2018年6月角川書店より単行本として刊行され、加筆修正されて2020年10月25日に文庫本として発行されています。

高級住宅街の一軒家に生け花を教える母「品子」と一緒に住む40歳独身の「尚之」は、お見合いパーティで《サトウミサキ》と名乗る女と出会います。彼女の虜となり逢瀬を重ねる「尚之」ですが、結婚の話が進むにつれて《ミサキ》は「生け花」を習いに家に入り込む不審な行動を見せ始めます。

一方、若手刑事の「宮下真人」は、一匹狼のベテラン刑事「安井隆三」の相棒として、空き家で起こった火事場での焼死体「古橋亮二」の事件を追っていました。単純な火災事故のはずですが、なぜか「安井」だけは事件の裏側を確信している行動を取ります。その行動の裏側には彼の手元に2枚の15年前の名刺が送り付けられていました。

元教頭の青木家には、《ミサキ》と名乗る女がボランティアの形で入り込み、認知症の教頭の母親を介護していました。

全9章からの構成ですが、それぞれの登場人物たちの目線で《ミサキ》との関わりが語られてゆくなかで、河原におかれたコンテナから女性の腐乱死体が発見されたというニュースがたびたび登場してくるのが、読み手の推理をかく乱させます。

関わる者を必ず破滅させる女《ミサキ》とは?、その正体とは? 15年前の「いじめ事件」に全ての謎が繋がるとき、物語の壮大な構成に驚き、結末に驚愕します。

この事件を通して刑事として成長した「宮下」の活躍する物語の続編を、期待したくなるエンディングでした。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(103)『ノーマンズランド』誉田哲也(光文社文庫)

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今年の読書(103)『ノーマン...
本書『ノーマンズランド』は2017年11月に光文社より単行本として刊行されていました。待ちに待っていましたが、ようやく文庫本として2020年11月20日に文庫本化になりました。

捜査一課の刑事「姫野玲子」を主人公とした 『ストロベリーナイト』 に始まるシリーズとして、本書は前作 『ルージュ 硝子の太陽』 に次ぐ9冊目となります。

まず導入部は、バレーボールを通して親しくなった高校生の物語で幕を開けますが、女子高生の突然の失踪で、終わります。

東京都葛飾区で女子大生の他殺体が発見されますが、指紋から容疑者の男「大村」がすぐに割り出されますが、「大村」はすでに「佐久間」を殺した別件で逮捕されていました。

個の取り調べが極秘のうちに進められており、「姫川班」には「大村」の情報が判らず、捜査は行き詰まりを見せる中、「姫川」は、検事の「武見」と接触を図り事件の概要を聞き出そうとしますが、殺された「佐久間」は北朝鮮籍の「姜明秀」だとはんめい、事件の背後に北朝鮮による拉致問題が絡み、冒頭の女子高生失踪事件と結びつき、公安部との絡みで意外な展開が広がっていきます。

「姫川」の宿敵ガンテツこと「勝俣」刑事の公安部時代の過去とも絡めながら、幾重にも仕掛けが施された物語が展開する重い内容の構成でした。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(102)『弟切草』篠綾子(幻冬舎文庫)

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今年の読書(102)『弟切草』...
文庫本の帯に「一輪の花」と、「本草学者」いう文字があり、植物好きとしては、<朝井まかて>の <シーボルトを主人公にした 『先生のお庭番』 や、<梶よう子>の 『柿のへた』 のような物語を期待して手に取りました。

表題『弟切草』の副題に「小烏神社奇譚」とあるように、植物とは縁のないカラスと白蛇の「付喪神」が登場、かといって<畠中恵>の 『つくも神』 シリーズのような噂話が大好きな付喪神たちが登場するユーモア小説とはまた違いました。

主人公小烏神社の若き宮司「賀茂竜晴」は陰陽師としての血を引いていますが、人づきあいが悪く無愛想で、「つくも神」のカラス(小烏丸)と白蛇(抜丸)と古い寺を守っていますが、唯一の友人である医者であり本草学者の「立花泰山」に境内を貸し薬草を栽培させています。

ある日、薬種問屋「三河屋」の二男「千吉」がトリカブトの毒に倒れ、発見した「立花」により寺に担ぎ込まれます。一命はとりとめたものの、兄の「太一」の首だけが不忍池の近くで、顔がお城に向かってむけられ埋められているのが発見されます。

「三河屋」の親子関係と「太一」と「千吉」の兄弟関係の感情的な確執を軸に描き、兄弟の因縁の秘密が意味を持つ表題『弟切草』につながる8章構成の物語でした。続編が期待できそうな登場人物たちでした。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(101)『笑って生ききる』瀬戸内寂聴(中央公論新社)

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今年の読書(101)『笑って生...
著者の初めの頃の作品『花芯』や『夏の終わり』・『美は乱調にあり』等の頃の印象が強いので、<瀬戸内寂聴>というよりは、<瀬戸内晴美>と言ってしまいがちになりますが、出家してはや47年経つというのに驚いています。1922年5月15日生まれですので、 年齢は 98歳となられていますが、1923年11月5日生まれの <佐藤愛子>さんが97歳ですので、文壇界の女流作家としての双璧を担っているおひとりです。

本書『笑って生ききる』は、4章の構成になっています。第1章は、現在秘書を務められている<瀬尾真菜舗>さんとの対談を中心に現況を語り、第2章は、<伊藤比呂美>さん、故 <梅原猛> さんがキーマンとして登場、第3章は、<横尾忠則>さん、<小保方晴子>さん、不倫相手だった故<井上光春>の娘 <井上荒野> さんが登場、最終の第4章では、24歳で夫の教え子と不倫し、夫と3歳の長女を棄て家を出て離婚に関してや、51歳での出家への手記でまとめられています。

<瀬戸内寂聴>の著作を一度も読んだことのない読者にも、この一冊で彼女の人生や考え方が大まかに理解できる構成になっていますので、入門書的な一冊として楽しめると思います。
#ブログ #単行本 #読書

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<村上春樹>8作品電子書籍化@新潮社

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<村上春樹>8作品電子書籍化@...
新潮社は11日、これまで電子化されていなかった<村上春樹>の小説8作品を、18日から一斉に電子書籍化すると発表しています。

今回配信される長編作品は、若き著者が取り組んだ幻想と冒険が交錯する渾身の長編小説『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(1985年)、英訳されて村上春樹の名を世界に知らしめた壮大な物語『ねじまき鳥クロニクル』(1994年)、15歳の少年を主人公にその柔らかい魂の旅を描き、村上ファンから熱い支持を受け続ける『海辺のカフカ』(2002年)、そして社会現象ともなり、3巻すべてがミリオンセラーとなった青豆と天吾の愛の物語『1Q84』BOOK1~BOOK3(2009年)、さらには謎と暗喩に満ちたある画家の運命的な物語『騎士団長殺し』(2017年)。

短編集3作も取り上げら、『螢・納屋を焼く・その他の短編』(1984年)に収録される『螢』は、名作『ノルウェイの森』(1987年)の一部となった重要な短編であり、『納屋を焼く』も映画化   『バーニング 劇場版』 (2018年・監督: イ・チャンドン)されて、読み継がれてきました。『神の子どもたちはみな踊る』(2000年)は神戸で育った著者が、阪神淡路大震災への鎮魂の思いをこめて描いた連作。中でも「かえるくん、東京を救う」は、海外できわめて高い評価を受けている短編の一つです。また『東京奇譚集』も、映画化された 『ハナレイ・ベイ』 (2018年・監督:松永大司)や『偶然の旅人』 『品川猿』など、村上的世界が横溢する名短編5編が取り上げられています。

 今回、長編小説5作品はそれぞれの「合本版」も18日より配信。文庫で2~6冊にもなる長編を、コンパクトに携帯できるのは電子書籍ならではの強みでしょう。
#ブログ #読書 #電子書籍

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今年の読書(100)『七つの証言』堂場瞬一(中公文庫)

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今年の読書(100)『七つの証...
本書『七つの証言』は、刑事「鳴沢了」を主人公とする2001年第1巻『雪虫』に始まり、2008年第10巻の『久遠』でもって終了した「鳴沢了」シリーズとして唯一の短編集ですが、刑事の信条や再婚した相手の連れ子の父親としての一面が7つの短篇として描かれています。

今年は、1月より(中公文庫)としての新装版が毎月発行され、10月までで完結しています。本書もその一連で、11月25日に改版として発行されています。

型破りの刑事「鳴沢了」でしたが、本書では、シリーズに登場した人物の視線を通して、刑事として生まれた男、この男が動くだけで大参事になると言われた男の「鳴沢」の新たな一面を描き出しています。

<堂場>のサービス精神は、この短編集でも生かされており、別のシリーズや他の作品の馴染みの人物たち「高城賢吾・明神愛美・今敬一郎・小野寺冴・大西海・城戸南・藤田心)が、登場してきますので、<堂場>ファンとしては、楽しめる要素が倍増だとおもいます。

このシリーズは、ブログをはじめる前ですので、「読書日記」に登場していないのが残念です。
#ブログ #文庫本 #読書

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今年の読書(99)『忘れじの外国人レスラー伝』斎藤文彦(集英社新書)

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今年の読書(99)『忘れじの外...
テレビ番組のゴールデンタイムの午後8時枠にプロレス放送がなくなって久しくなりました、まだまだ根強いプロレスファンは多くいると思いますが、プロレス全盛期ファンにはたまらない新書が出ています。

プロレスライター、コラムニスト<斎藤文彦>の『忘れじの外国人レスラー伝』(集英社新書)です。昭和から平成の前半にかけて活躍し、もう永遠にリング上での姿を見ることが叶わない伝説の外国人レスラー10人が主人公として登場、レスラーとしての彼らの黄金時代はもちろんのこと、知られざる晩年、最期までの「光と影」が綴られています。

第1章 〈神様〉カール・ゴッチ  (1924年8月3日 ~2007年7月28日)
第2章 〈白覆面の魔王〉ザ・デストロイヤー  (1930年7月11日~2019年3月7日)
第3章〈大巨人〉 アンドレ・ザ・ジャイアント  (1946年5月19日~1993年1月27日)
第4章〈人間風車〉 ビル・ロビンソン  (1938年9月18日~2014年2月27日)
第5章〈爆弾小僧〉 ダイナマイト・キッド  (1958年12月5日~2018年12月5日)
第6章 〈人間魚雷〉テリー・ゴーディ  (1961年4月23日~2001年7月16日)
第7章〈殺人医師〉 スティーブ・ウィリアムス  (1960年5月14日~2009年12月29日)
第8章〈入れ墨モンスター〉 バンバン・ビガロ  (1961年9月1日~2007年1月19日)
第9章 〈皇帝戦士〉ビッグバン・ベイダー  (1955年5月14日~2018年6月18日)
第10章〈暴走戦士〉 ロード・ウォリアー・ホーク  (1957年9月12日~2003年10月19日)

この登場人物たちの名をを見ただけで、リング上の栄光の日々を懐かしく思い出す人も多いに違いありません。バラエティー番組『金曜10時!うわさのチャンネル!!』に出演していた<ザ・デストロイヤー>は、お笑いタレントとでしか知らない世代がいそうです。ひとりひとりに漢字のニックネームが付いているということは、それだけ日本でも多くのファンに親しまれ、人気があった証拠だといえると思います。
#ブログ #新書 #読書

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今年の読書(98)『赤い砂』伊岡瞬(文春文庫)

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今年の読書(98)『赤い砂』伊...
本書『赤い砂』は、著者の2005年のデビュー作『いつか、虹の向こうへ』(角川書店)以前の2003年に書かれていましたが、出版されることなくてもとにおかれていた作品ですが、この新型コロナウイルスの影響で、「ウイルス」を扱ったないようであることにより、2020年11月10日に文庫描き下ろしの形で発行されました。

国立疾病管理センターに勤める「阿久津久史」が突然山手線の電車に飛び込む事件が発生、2週間後に飛び込み現場の現場検証に出ていた鑑識係の「工藤」が、警官の拳銃を奪い自殺をしてしまいます。そして、拳銃を奪われた警官も、飛び降り自殺で亡くなってしまいます。

警察署内の不祥事を穏便に済ませようとする上司たちの態度に不満を持ちながら「工藤」の同期の刑事「永瀬遼」は「工藤」の自殺が信じられず、捜査の傍ら事件の真相を求めて動き出します。

事件の背後には、西寺製薬を中心とする新型ウイルス「アレナ・ルブラ=赤い砂」と呼ばれ、感染後2週間で自制心の欠如や錯乱を引き起こす薬にまつわる陰謀が隠されていました。

ひとり真相を突き詰めてゆく「永瀬」でしたが、最後は犯人逮捕まで追い詰めていきますがその過程で自らも感染したかもしれず、「永瀬」は最後の行動に出ます。

発病が2週間後というウイルスを中心にすえた医療サスペンスでもあり、熱血漢溢れる「永瀬」刑事の活躍するクライムサスペンスでもあり、結末が気になりながら、最後まで楽しめた一冊でした。

#ブログ #文庫本 #読書

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