猛暑が続く暑い夏でした。
散歩好きのわたしにとって、街路樹が作り出す木陰はありがたいものです。
落葉広葉樹として、夏には木陰を作り、冬には葉を落とし暖かな日差しを与えてくれる役目を、もくもくと果たしてくれています。
そのプラタナスの切り株に、あろうことか無残に捨てられているタバコの吸いがらの山。消さずに投げ捨てるのでしょうか、幹が焼けてしまっています。
今年度より、三宮や元町においてタバコ禁止エリアが指定され、罰金も科されてますが、このようなことをする輩には、鞭打ちの刑でも与えるべきではないでしょうか。
写真は、アオイ科トロロアオイ属の【トロロアオイ(黄蜀葵)】です。
扇風機の羽のように、大きく開く花弁はとても優雅な感じです。
残念ながら、朝開いて夕方にはしぼんでしまう<一日花>の短い運命です。
せっかくきれいな黄色の花弁を誇示し、直径は20センチ近くになる花ですが、わずかな開花時間とは残念です。
短い運命の<一日花>、赤い花の代表は「ハイビスカス」、白い花では「ツキミソウ」、紫では「ムラサキゴテン」を思い出します。
どれも暑い時期の開花ですが、つかの間の清涼剤として、目を楽しませてくれる花たちばかりです。
8月21日に書かせて頂いた、気になる工事のその後の報告です。
1週間毎に工事の進行を注目しておりました。
上の写真は、ブログに掲載した1週間後の状況です。赤枠の植え込みが、写真右手まで延びて緑の帯を作ってました。
そのまた1週間後の今週、ようやく工事内容の看板が置かれ、中身が分かりました。
地下道と地上を結ぶ「エレベーター設置」の工事のようです。
平成12年11月に、「交通バリアフリー法」が施行されていますが、その対応処置のようですね。
同法は、高齢者や身体障害者の負担を軽減させ、その移動の利便性と安全向上を目的にしています。
完成は年末の12月22日。来年の湊川神社の初詣客は便利になるでしょう。
地上部分に現れるデザインがどうなるのか、これまた今から楽しみにしています。
1968年4月7日に、神戸高速鉄道の「新開地駅」が開業いたしました。
阪急・阪神・山陽・神鉄と4社の鉄道が集まる交通の要の駅です。
この神戸高速鉄道という会社は、電車を1台も持っていなくて、駅だけを貸しているという奇異な会社なんです。
駅の開業に伴い地下街もその年の9月1日に開業、「メトロこうべ」との愛称で、高速神戸駅から新開地駅のあいだに、多くの店舗が並んでいます。
開業当時からのお店は数少なくなってしまいました。
ホームグランドである立ち呑み屋「福寿」も店の名前はそのままですが、経営者が変わってしまい、昔の雰囲気ではないのが残念です。
この店に通い始めて足かけ30年近く、今では古い客のベスト10には間違いなく入ると思います。
ところどころシャッターの降りた店も多くなり、当時の賑わいもなく、名物大将も少なくなりました。
ポスターを見て、「アア、お好み焼き屋の大将や」とか「本屋さんや」「マルマンのご主人か」と分かる人は、なかなかの新開地通です。
<神戸森林植物園 6号F>
2ヶ月に一度、うまい酒とうまい料理を求めて集う「赤とんぼの会」8名のメンバーの仲間、三浦さんから趣味で描かれているペン画展の案内状を頂きました。
絵心も素晴らしいのですが、古希を迎えられたにも関わらず、昨年はゴルフを58ラウンドこなされたゴルフ好きでもあります。
昨年末には少しばかり入院され、しばらく会合にはお顔を出されてはおられませんでしたが、案内状を頂き一安心です。
40点程度の展示会ですが、お近くの方はぜひ一度お寄り下されば幸いです。
* 開催日時 2008年9月9日(火)~14日(日)11:00~18:00 (最終日は16:00まで)
* 開催場所 ギャラリー「ミウラ」 神戸市中央区中山手通1ー8ー19 三浦ビル1階
(各三宮駅より徒歩3分・「正家そば」北側)
何気なく、住宅街のとある一軒に目が止まりました。
1階の出隅の部分、わずか60センチ角程のスペースに、樹木が植えてあります。
ゴールドクレストとネズミモチの2種類です。この組み合わせもすごいと思いましたが、樹木の性質を知った上での植込みとは思えません。
ゴールドクレストはここ数年の人気種のようで鉢植えならそんなに大きくならないでしょうが、直植えでは将来伸びてくるでしょう。耐寒性があるので、利用しやすいとは思います。
ネズミモチ、これも大きくなる樹木で、はや天井に枝が当たり、横に曲がって来ています。飛び出している枝もあるようですね。
自然のままと言えばそれまででしょうが、剪定をするなり、どちらかの木を諦めるなりされたらどうかなと、おせっかいなことを考えてしまう、植え方でした。
2年ほど前の9月、灘区の水道筋商店街で始まりました「歩いて、もらって、健康になろう」を合言葉の「ICウォークモデル事業」、皆さん覚えておられますか?
指定された道順に歩いた距離と時間でポイントが貯まると抽選で賞品がもらえました。
国の地域再生計画に認定された神戸市の「健康を楽しむまちづくり構想」の一環でした。
ICウォークは、指定されたコース内の読み取り機にカードをかざすと、歩行距離が記録され、自分のデータをパソコンで確認できる仕組みです。
現在神戸市内に於いて、「神戸総合運動公園コース」・「しあわせの村コース」・「大倉山公園コース」等、6か所が実施地区となっています。
写真は「大倉山公園コース」の3ポイント目、市立中央体育館東側に設置された読み取り機です。1周780mの距離ですが、年会費5250円の値打ちがあるのかどうか、さてどうなんでしょうね。
昭和52年、NHK朝の連続テレビ小説にて新井春美の主演作が「風見鶏」でした。
神戸は北野町にあります「旧フロインドリーブ邸」が舞台となり、一挙に異人館ブームに火が付けられました。
あれから30年余り、見事に北野坂は観光客相手の土産物屋の並ぶ街にと変身を遂げ、わたしの目からみれば、無様な街並みとなってしまっています。
その中心的な場所に「風見鶏の館」があります。
正式には「旧トーマス邸」と呼ぶべきでしょうが、とんがり屋根の上に風見鶏が取り付けられていますので、風見鶏の館と呼ばれています。
ドラマのタイトルが紛らわしいのですが、「風見鶏」の舞台が「風見鶏の館」だと思われており、地元の方でもぜんぜん別物だという事を知らない人が多いのには驚かされます。
というわけで、今回は風見鶏を集めてみました。
テレビドラマの人気を反映して、観光パンフレットなどでは風見鶏のシルエットは定番みたいです。また、下水のマンホール蓋などにも、マークとして彫りこまれています。
<A> 新開地南側にあります湊町公園の中に建っています。ここにある必要性は全くないだけに不思議な存在感です。
<B> 神戸市立中央体育館にあります時計台の上に固定されています。
<C> 鯉川筋にあります喫茶店の入り口脇に置かれています。
<D> 新神戸駅南側の生田川公園の橋の脇に建っています。
本来は、風に対して前向きで雄々しい姿を表している筈ですが、今では優柔不断か日和見主義の人を指す言葉のようで、なんだか風見鶏さんには住みにくい時代のようです。
今年の夏の暑さは、少しばかり異常でした。
新開地本通りに面して立ち食いうどん「松屋」さんがお店を構えられています。この蒸し暑い中、来店してくださるお客さんの為に、スポットエアコンが取り付けられています。
暖簾の上部に、ニョキニョキと垂れ下がっているのが冷気の吹き出し口です。写真のように屋外ですので、効き目は保証出来ません。
少しばかりのお店の気遣いですが、皆さんあまり気にはされていないご様子で食べられています。
人数分の本数がないところが、いかにも新開地という感じで、微笑んでしまいました。
バス停の近くの植え込みに、早くも【ザクロ(石榴)】の実が出来ておりました。
例年ならまだまだの時期だという記憶があるのですが、今年の猛暑で熟すのが早くなったかもしれません。
【ザクロ】の木は、道路のがけ地の下の方に咲いています。誰の物(神戸市かな?)でもないと勝手に思い込んでおり、「あれでザクロ酒でも!!」と毎年思うのですが、未だ実行出来ておりません。
がけ地ですので、転げ落ちても笑い話にもならないと踏みとどまっておりますが、熟してパカッと割れた赤いザクロの実を見ますと、心が揺らいでしまいます。
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