そういう中で小学校5年になった時、出会ったもう一つがビートルズだ。青と赤のベスト盤があり、その中で色々聞いていた。Back in the USSR。なんだこれ、今までの曲と全然違うぞ!とそこからロックンロールに出会う。学校ではみんなのうたの歌集から色々クラスで歌うのだけど、個人的には気分が上がらない。家に帰ってはビートルズを聞きまくる日々。そんな日々の中で解説を読んだ時にロックンロールって何かを少し知る。反抗の曲、抵抗の曲、不良の曲、問題児の曲、色々な書かれ方をしていた。しかしジョンレノンの反戦の曲等で反抗するのは当たり前じゃね?と思わされる事も多かった。そこからこのロックンロールの背景には何があるんだろう?ロックンロールの思想って何だ?とそういう何か社会の構造的な部分に興味を持ち始めていた。つまり、何か運動とか動きとかって後ろに何かあるのかな?という事を漠然と思っていた。無論、当時はそんなにきちんと認識はしていない。なんとなくだ。それよりもロックンロールで騒ぐ当時の人々と両親に対して色々言っている自分がリンクして、この人達仲間じゃん!ロック最高!みたいな事で聴いてた事が大半だ。そして『なんか偉そうに言ってるくせに、親父もロック聴いてんじゃん』みたいな思いも強くあった。もちろん当時は親父なんて言ってない。