主人公<夏目栞>が、10年ぶりに故郷の小学校を訪れ、自分が4年2組で過ごした一年を振り返る物語で、「第18回椋鳥十児児童文学賞」の受賞作品です。
<栞>は、「ち」と「き」の発音がうまくできずに特別授業として『ことば教室』に通い、定年間近の<佐山先生>に指導を受けていますが、日常生活の出来事を通じて、わかりやすい言葉で<栞>にモノの見方や考え方を諭してくれます。
ある日校庭にそびえ立つ大きな「セコイヤ」の樹が伐採されることになりますが、クラスメートと伐採反対の署名運動に協力したり、奉仕委員としてプルトップを集めたりとの生活を通して、人生の「幸せ」について学んできた過程が回想的に描かれていきます。
「ボクシング・デー」とは、クリスマスに祝えなかった人たちが、一日遅れでプレゼント(Box)を開けることを意味していますが、「遅れたとしても、誰にでも必ずいいことは巡ってくるんだよ」という人生の暗示をそれとなく感じさせてくれる一冊でした。
神戸は急に冷え込んで最高気温が8度しかなく、こんなときには体が温まる食事がほしくなります。
目指すは、以前から気にしておりました【東方食堂】さんの「激辛ラーメン」(600円)です。
カワイイオネイサンに注文しますと、大きな声で「シンシンメ~ン(辛辛麺)」と厨房に料理を通し、「カライ・カライ」を期待して待っていました。
見た目には、ごく普通のスープに担々が入れてあるだけのようですが、これが曲者でした。
少なく見えた担々を箸で混ぜると、スープ全面が真赤に変色、「おおっ!!」と思わず感動の声を上げてしまいました。
ネギの下にはチンゲン菜、もやし、キクラゲが隠れていて、スープの口直しに丁度いい薬味です。
ホカホカ気分で、病みつきになる辛さ、満足気分でスープも完食です。
とある喫茶店の店先で、店長さんの趣味なのでしょうか、<スノーボード>が植木鉢の台として使われているのを見かけました。
私も設者としていろいろな道具を使用しますが、たとえ使わなくなった道具でも大事に保管してあります。
<スノーボード>として古くなったのかもしれません。
それにしても、愛着がある道具をこのような形で再利用するのは、どうなのかなと気になりました。
昨日14日(火)、JR神戸駅南側の地下街「デュオこうべ」とハーバーランドのメインストリートである神戸ガス燈通りに至る「大階段」に、エスカレーターが完成しました。
地下街からハーバーランドへ、これで随分と行きやすくなり、道案内も楽になります。
これからクリスマスやお正月のイベントが多くなるハーバーランドですが、観光客にも好評であればと期待したいです。
料理写真家<星井裕>を主人公とするシリーズも、2008年8月に刊行された第一作目の 『京都 大文字送り火 恩讐の殺意』 に始まり、本書で10作目になります。
秋の行楽シーズンの京都に<星井>は、助手の<小林健>といつも通り『ルネッサンスジャパン』の料亭特集の取材に東京から出向いてきますが、途中ですれ違った女性が直後に京阪電車に撥ねられて死亡してしまいます。
死亡したのはフードライターの<松木洋子>で、関東の料理業界から土俵の違う関西に移り、あまり料理業界では評判が良くありませんでした。そんな中、グルメガイドブック『アンジェロイド』を発行する会社の重役が、自動車事故で亡くなる事故が起こります。
今回も<星井>は、京都府警洛東署に勤務する別れた妻<安西美雪>の捜査に協力しながら、一連の事件の解明に乗り出します。
京都生まれの著者らしく、『ミシュラン』のような星の格付けに対して、「京都の店をかくづけするなんて、とんでもないこと」と批判されていますが、素材から調理、客の接待に至るまで、奥の深い京料理の世界だけに、簡単にランクづけしてほしくない」と言う気持ちは、よくわかります。
レトルトパックのカレーか、インド料理店のカレーばかりが続いており、家庭的なカレーを食べる機会が遠のいています。
お昼ご飯に迷っていましたら、「日替わり定食」(500円)でカレーライスの看板を見つけました。
旬菜屋とあるように本来は夕方からの居酒屋さんで、生ビール(500円)、ハイボール(500円)と、今の時代にしては強気の値段のお店だと思いながら扉を開けますと、土曜日と同じこれまた妙齢の女将さん一人のお店でした。
「なるほど。この女将さんなら、少々高くても、酔客が集まるだろうなぁ」と、心の中で独り言。
カレーライス、具材がゴロゴロの家庭的な素朴なお味。
レトルトでもなくインド料理でもなく、インスタントなカレーの味を久々に楽しみました。
ポテトサラダ、酢でしめた昆布が入っており不思議なお味でしたが、カレーの口直しにはぴったりでした。
今日は、年神様を迎える準備を始める「正月事始め」の日です。
昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な竹や木を切り出しに山に出かけた日です。
神戸は朝から雨の一日であいにくのお天気でしたが、湊川神社の正門で巫女さんが、長い柄の笹の箒で<煤祓式>の行事を執り行っておりました。
今年もあとわずかなのだと、傘を差しながら感慨深く作業に見入っておりました。
1982年に世界初のデジタル・コンピュータ・グラフィックスを導入したSFアドベンチャー『トロン』の3D版続編の『トロン:レガシー』が、2010年12月17日より全国で公開されます。
『トロイ』・『エラゴン』の<ギャレット・ヘドランド>が主演を務め、その父を『クレイジー・ハート』の<ジェフ・ブリッジス>が演じています。監督は、<ジョセフ・コジンスキー>が務めています。
7歳の息子「サム」をひとり残し、デジタル界のカリスマ、「ケビン・フリン」がこつ然と姿を消します。
20年後、「サム」は父から届いたメッセージに従い、あらゆる不完全性を排除した理想世界「トロン」へ向かいます。そこで未知の敵と激戦を繰り広げながら、「トロン」に隠された秘密に迫る。
阪神電車に貼られているヤマサ蒲鉾の広告です。
「御蒲鉾」とあるのですが、どう読むのかと悩んでしまいました。
「ぎょかまぼこ」や「おかまぼこ」ではなく、「おんかまぼこ」だと思うののですが、下々の者として聞いたことも使ったこともない表現です。
このようは表現、日常的に使う言葉なのか、一般的なのか、広告のコピーとしてどうなのか、気になりました。
神戸元町商店街は、クリスマス商戦たけなわです。
なにやら遠くから、懐かしいメロディーだと思い歩いておりますと、4人組の<チンドン屋>と遭遇いたしました。
チンドン太鼓にロゴス、サックスと懐かしい構成にしばし聞き言っておりました。
年齢はまだ20代前半の若者たちでしたが、なかなか見事な口上でした。
小さな子どもが、興味深そうに眺めていましたが、初めて見たんでしょうねぇ。
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