男女とも平均寿命が延び、超高齢社会になりつつある日本ですが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と思われる人物が少なくなってきていると感じます。
この『老いの才覚』も、そのような世間の風潮に釘指す指導書として、自立した老人としての心構えについての意見が、全8章の構成で述べられています。
<曽野綾子>氏いわく、「老いの才覚」=「老いる力を持つことが重要」ということで、
1.「自立」と「自律」の力
2. 死ぬまで働く力
3. 夫婦・子供と付き合う力
4. お金に困らない力
5. 孤独と付き合い。人生を面白がる力
6. 老い、病気、死と馴れ親しむ力
7. 神さまの視点を持つ力 等7つを指摘されています。
80歳を超えられた著者自身が後期高齢者の立場ですので、説得力ある内容に共感を覚えました。
とある交差手に建つビルの壁面に驚きました。
場所がいいのでしょうか、選挙ポスターの乱立です。
ビルのオーナーに無断での貼り付けではないと思いますが、民主党・自民党・共産党という具合に統一性がないのにも驚きました。
きっと心やさしいオーナーで、気安く各政党の求めに応じた結果だと思いますが、美観的には感心できません。
設計する側の立場としても、このようなポスターの為に壁面を使われるのは、正直うれしいことではありません。
このような方法で顔を貼りだしている議員さんには、一票を入れるのは考えてしまいます。
植物好きとして<ファルコン植物記>を日課のごとくシリーズ化していますので、本書を見つけたときは、嬉しくなりました。
本書は1940(昭和15)年に<柳田>自身の装丁で刊行されていますが、<柳田>が逝去(1992年8月8日)した同年(昭和37)年9月に角川文庫版が出ています。
「野草・野鳥」とも、民俗学者の肩をこるような学術論文ではなく、それと正反対の<雑記>という散文形式で、著者の細やかな作業が伝わる内容です。
身近な「タンポポ」や「ツクシ」・「ペンペングサ」等の地域による名称の違い、「百舌」や「時鳥」・「郭公」・「雀」といった身近な鳥たちの民族的な意味合いなど、興味ある話題が楽しめた一冊でした。
【マドゥール】さんを居酒屋使いで利用してきました。
ビールはもちろん「キングフィッシャー」ですが、「タンドリーチキン」(500円)と「ガーリックナン」(350円)の組み合わせです。
ピリからで焼きあがりの「タンドリーチキン」を両手でかじりつき、ビールを呑むひと時は、いい雰囲気のお店でないと楽しめません。
夜の部のお手伝いのオネイサンと少しばかりの世間話しができるのも、馴染みのお店のありがたみかもしれません。
「ガーリックナン」も香ばしく、次回は「パコラ(インドのてんぷら)」と「チーズナン」がいいかなと思いながら、お店を後にしてきました。
新開地は「東の浅草、西の新開地」と言われるほど賑やかな娯楽の街でしたが、いまはパチンコ店が目立つ本通りになってしまいました。
本通りの左右の路地には、庶民の楽しみの居酒屋や焼き鳥や雀荘などが、いまだ残っています。
今回8か所の路地と神戸市道を、横丁らしい味わいのある景観にしようと、路地の美装化が進められます。
新開地のシンボルであった「聚楽館」から【聚楽(しゅうらく)横丁】と名付けられ、すでに「壱ノ通」が完成しており、木製の道標も建ち、アスファルトからグレーのタイル貼りに変更されています。
神戸市近隣住環境整備計画と、まちづくり交付金制度を組み合わせての事業ですが、新開地の活性化につながればと期待しています。
今年初めての業界の理事会があり、恒例通り議事を早く済ませて「新年会」がありました。
寄せ鍋で、飲み放題付きの宴会パックです。
お鍋のアク(悪)をこまめに取るということで、口うるさい人を「鍋奉行」などと言いますが、おいしくお鍋をいただくにはそれなりの手順を踏むのは当然でしょう。
まずハマグリだけを入れて、蓋をする。
ハマグリの口が開いたところで、引き上げて食べる。
次に出汁の出る、鶏肉や魚だけを入れる、蓋をする。
出来上がると、引き上げて食べる。
基本的に、一度に食べきれる具材の量だけを入れ、蓋をしての繰り返しでお鍋をいただきますと、最後まで濁ることなく澄んだ出汁でお鍋が楽しめます。
ところがこの基本的な手順を知らないのか、「ちゃんこ鍋と違うぞ」と言いたくなるぐらい、なんでもかんでも具材を入れ込みますので、呆れてしまいます。
蓋をしながらの食事は手間がかかりますが、その合間に酒を飲むというのが基本で、手間をかけないとおいしく味わえないのも現実です。
澄みきった出汁で、最後のうどんなり、雑炊を味わうのが、鍋の醍醐味だと思っています。
お正月を挟みますと、なんとなく馴染みのお店に新年の挨拶をと考えてしまます。
せめて小正月までにと思いますが、すべてのお店を回り切るのは無理なことで、どうしてもその時に食べたい雰囲気が優先します。
というわけで今夜は【仙草】さんです。
癖のある野菜が好きなものですから、お酒のアテとして「セロリと黒豚炒め」(700円)を選びました。
コリコリとしたセロリの触感と鼻に抜ける香りがたまりません。いつもながら上品な味付けです。
〆として「炒飯フカヒレあんかけ」(1300円)を選びました。
しっかりと味付けされた炒飯が隠れて見えませんが、あんかけと合わせていただきますと「んん〜」と唸りたくなります。
紹興酒の甕もキープしていますので、今年もお世話になりそうな【仙草】さんです。
累計1200万部を販売した奥浩哉の人気SFコミックを、アイドルグループ「嵐」の<二宮和也>と<松山ケンイチ>主演で実写映画化した2部作の前編『GANTZ』が、2011年1月29日から全国でロードショー公開(PG12)されます。
共演に<吉高由里子>、<本郷奏多>、<山田孝之>ら人気若手俳優がそろい、『ホッタラケの島』」の<佐藤信介>監督がメガホンをとっています。
駅のホームで偶然再会した幼なじみの「玄野計」(二宮)と「加藤勝」(松山)は、線路に落ちた酔っ払いを助けようとして電車にひかれてしまいます。見知らぬマンションの一室で目覚めた2人は、「GANTZ(ガンツ)」と呼ばれるナゾの黒い球体により、異形の「星人」と呼ばれる存在との死闘を強いられていきます。
阪神間の人にとっては、初詣よりも「えべっさん」のほうが人気があるかもしれません。
不景気風が吹くなか、、商売をされている方々は一段と神頼みに気合いが入りそうです。
今年は、地元では「柳原のえべっさん」として知られています柳原蛭子(ひるこ)神社の【残り福】に出向いてきました。
昨年12月、60年ぶりに本殿が新築されています。
以前と変わらない造りですので、「新築」だと気がつかない人がほとんどだと思います。
福笹を買おうかなと思いましたが、プラスチックの笹の葉ではありがたみが感じられません。
工業製品化した福笹を横目に、これも時代なのかと売り場を通り過ぎてしまいました。
阪神・淡路大震災から15年目にあたる2010年1月17日にNHKで放送されたドラマ『その街のこども』を、新たな映像を加えて再編集した『その街のこども 劇場版』が、2011年1月15日より公開されます。
主演は、10歳の時に阪神・淡路大震災が発生し神戸市の自宅で被災した<森山未來>と阪神・淡路大震災の時は東灘区で被災した<佐藤江梨子>が演じ、<井上剛>が監督を務めています。
子どものころに震災を体験し、現在は東京で暮らす「勇治」と「美夏」。2人は〈追悼のつどい〉が行われる前日に神戸で偶然知り合い、15年目の朝を迎えるまで時間をともにすることになります。復興を遂げた真夜中の神戸で、これまで語ることのできなかった2人の思いがあふれ出してきます。
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