ようやく、近所の桜が満開の時期を迎えました。
わたしのお気に入りの場所で、満開の桜の下を通り抜けながら、目の前に広がる瀬戸内海を眺め、東須磨駅までの高低差300メートルばかりを下ります。
神戸は坂道の町です。
この場所だけでなく、瀬戸内海の水面の輝きを眺め坂道を下るのは、気持ちがいいですね。
楽しみな反面、帰宅時は上り坂の地獄が待ち構えています。
この時期は、登り切りますとまた満開の桜の木と出会えますので、心がなごみます。
今しばらくだけの、ささやかな楽しみです。
4月7日は、<サカイさん>のお誕生日です。
立ち呑みの大先輩として、長いお付き合いですが、今年も無事に98歳のお誕生日を迎えられました。
週末は、4人の娘さんのご家族が集まり、白寿のお祝い(数え年)を開かれたとか。
孫、曾孫だけで23人が勢ぞろい。一人ひとりの名前は覚えていないとのことですが、全員がおじいちゃんの為に集うというのは、素晴らしいですね。
庭に23人が並ぶ前で、一言挨拶をさせられたと、ぼやかれていました。
いつも通り、チーズクラッカーとカンパチの刺身をアテに、黒ビールと熱燗1本を楽しまれています。
4月が近づきますと、本人以上に周りの仲間がそわそわしてしまいます。
耳も若干遠くなられたようですが、それでもまだまだ元気な<サカイさん>です。
100歳目指して、通ってくださいね。
JR神戸駅構内にあります「神戸フードテラス」もオープンして、丸2年が経とうとしています。
オープン当初は6店舗ありましたが、現在は4店舗での営業です。
明日は串カツ「日光」が新規開店で、3日間生ビール100円でのサービスとか。これまた足を運ばなければいけないようです。
本日、遅めの御昼となりましたので、ごく簡単にと思い【麦まる】に決めました。
この時期限定の、『菜の花あんかけうどん』(350円)と鮭おにぎり(100円)の組み合わせです。
菜の花に、たっぷりの刻みシイタケ、薄揚げ、玉子そぼろの具が、あんかけになっています。
エッジの立ったコシのある太めのうどんに、よく合っておりました。
春を感じさせてくれる、なかなかお勧めの一品です。
南アフリカ出身の新鋭<ニール・ブロムカンプ>監督が、2005年製作の自作短編『Alive in Joburg』を長編として作り直したSFアクション『第9地区』が、2010年4月10日より全国で公開されます。
1982年、南アフリカ上空に突如UFOが飛来。政府は不気味な容姿をした異星人を難民として受け入れますが、やがて彼らの特別居住区「第9地区」はスラムと化します。
2010年、難民のさらなる人口増加を懸念した超国家機関MNUは難民を「第10地区」に移動させる計画を立てるのでした。
第82回アカデミー賞(2010年3月7日)において、作品賞、脚色賞、編集賞、視覚効果賞の4部門にノミネートされています。
本書は全6章からなる、本とカルチャーに関するエッセイ集です。
元町田駅前の大型古書店「高原書店」に勤務していただけあって、本の虫の著者らしい読書内容を感じるとともに、多くの本が登場、著者の軽快な解説文が楽しめます。
第4章の『なんだよ風見鶏』は、雑誌『anan』に連載されたエッセイですが、神戸に訪れた際のページがあり、ちょっぴり嬉しくなりながら読みました。
文庫版のあとがきに、<「私は、あらすじ紹介に終始しない」・「最後の一、ニ行で、『しかし、これはいただけない』といったどんでん返しをしない」ことを心がけたつもりだ。>は、わたしも読書日記としてコメントを書いている立場として、「なるほど!!」と納得です。
開幕戦から出足の良かった阪神タイガースも、中日にまさかの3連敗。
それでも、まだなんとか勝率5割というのが、ご愛嬌でしょうか。
明日から、いよいよ今季初めての本拠地甲子園球場での試合が始まります。
しかも対戦相手は、巨人ということで応援にも気合いが入ります。
タイガースの3連勝を期待しつつ、今夜はカツを乗せて、【阪神タイガース(勝つ)カレー】で前祝いです。
昨日の日曜日、阪急春日野道駅に近い所で、「B級グルメ決定戦2010」が開催されました。
神戸の市場として活気の残る、大安亭市場も近く、庶民の味の戦いとしては、いいロケーションだと思います。
兵庫県を代表するB級グルメ、明石焼き、神戸バーガー、姫路のおでん等が勢ぞろいしておりました。
B級グルメとは、決してA級の下という意味ではなく、「安くて旨い地元の人に愛されている地域料理・郷土料理」を意味しています。
当日参加された人たちの投票の結果、写真でも並べていますが、
1位は、加古川のかつめし <焼肉 彦>
2位は、長田ぼっかけそばめし <長田タンク筋>
3位は、播州赤穂塩ラーメン <天馬ラーメン>
という結果でした。
また兵庫県にお寄りの際は、ぜひ試してみてください。
JR神戸駅南側のデュオ神戸の広場で、「刑務所作業品展」が、4月8日まで開催されています。
「刑務所」という表示の幕がなければ、工芸品の展示会と見間違うモノばかりです。
特に木工の家具製品は、とても素晴らしいものばかりでした。
自然木のテーブルは、注文品のようでしたが、かなりの方の興味を引いておりました。
いろいろと事情が合っての服役だと思いますが、身に付けた素晴らしい技術を生かし、手作りの良さを引き継いでいただきたいなと思います。
ブログル仲間のふぃっさーまんさんが、自家製の牛肉麺をアップされていました。
神戸で中華と言えば、南京町を思い出す方が多いと思いますが、町のなかに侮れない中華料理のお店が点在しているのが、神戸の特色だと思います。
「牛バラ」料理といえば、【友屋】さんを外すわけにはいきません。
ほとんどのメニューが牛バラもしくは豚バラ主体の料理が中心のお店です。
先代がお店を閉めようとしたときに、息子さんが脱サラされてお父さんの味を引き継がれました。知る人ぞ知る、隠れた名店の一軒だと思います。
本日のお昼ご飯は「牛ばらラーメン焼きめしセット」(750円)です。単品だと600円です。
麺系には焼き飯、ご飯もの系(牛バラ飯等)には、小ラーメンかワンタンが付く形になります。
じっくりと煮込まれたバラ肉は、お箸で簡単にちぎれ、八角の香りと共に味わい深いお味です。
鳥ガラのあっさりスープと相まって、いやはや何とも満足感のあるお味で、量の多いスープも完飲してしまいました。
【友屋】さんを思い出させてくれました、ブログル仲間の<ふぃっしゃーまん>さんに感謝です。
全8話の短篇が納められていますが、どれも連作的に過去と未来が交差する構成で、どっしりと胸に重みを感じる内容でした。
冒頭は、9世紀ごろの地方豪族・浅子一族は、国司として派遣された夫婦と5歳の子供を追放しますが、やがて親子は冬山の中で餓死する場面から始まり、どのような物語が紡ぎだされるのか、わからないまま語り手の世界に読者は没入していきます。
現在では樹齢推定千年と言われる大木に育った「くすの木」は、「日方(ひかた)神社」のご神木となりますが、昔は「ことりの木」(=子盗りの木)と言われ、悲しい歴史を背負ってきています。
地方都市の高台にそびえ立つこの「千年樹」にまつわる人間ドラマが、時代を超えて交差する切ない物語が描かれており、特に『郭公の巣』は圧巻でした。
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