ゴールデンウイークの一環として、元町通で、小学生の絵画展が開かれています。
多くのの展示パネルが置かれていて、それとなく見て歩いていましたが、思わず足がとまる作品がありました。
んん〜、絵画というか、書道といううか、面白い発想に思わず拍手でした。
この感性を、ぜひ生かしてほしいものですね。
神戸は映画発祥の地として、明治29年(1896年)、神戸倶楽部において映画が一般公開されました。
子供の頃は、三宮・新開地は映画全盛期で、軒並みと言う言葉が適切なぐらい、数多くの映画館がありました。
いまは複合映画館(シネコン)が主流になり、途中入場もできないという不便さで、足が遠のいています。
今年初めから、映画好きの医師自らが元町通4丁目にある2階建のビルを購入され、60席ばかりの映画館として改修工事を進めています。
今年8月の開館の予定ですが、日の目を見る機会の少ない上質の作品を、今から期待しています。
通勤時に向かいます山陽東須磨駅手前のお家に、小さな植込みがあります。
その前を毎回通りますが、心もとない輩が、いつも缶コーヒーの空き缶をポイ捨てしています。
3個4個と貯まりますと、お家の方が片付けられているようですが、いたちごっこです。
綺麗な植え込みなのに、いつも悲しい気持ちにさせられます。
他人に迷惑をかけず、空き缶ひとつも処理出来ないモラルの低下は、直ることはないのかな。
ホームレスの人が喜ぶと思いますので、空き缶に、昔空きビンがそうであったように、10円でも20円でも補償金の上乗せを望みたいです。
ポイ捨てもなくなり、まちの美観も損なわれることなく、一石二鳥になるはずです。
近所の生け垣のハゴロモジャスミンの蕾が、膨らんできました。
2輪だけが、先発隊として咲きだしています。
紅色の蕾ですが、開花すると白い5弁の花が咲き誇ります。
香り豊かなジャスミンですので、前を通りますと、何とも言えぬ芳香に足が止まりますね。
これからしばらくは、いい匂いで楽しめる通勤道になりそうです。
「ファルコンさん、いらっしゃい」
「連休明け、ママ手術でしばらく入院やもんな。万が一のこともあるから、ボトル空けにきたわ」「縁起でもないこと、言わんとぃてぇなぁ」
【OBABA】は、居酒屋といいながら肴が何もないお店です。
お客さんは、呑むだけか唄うしかなく、今日のアテは「いちご」でした。
「ママ、イチゴどのくらいの商標登録あるか知っている?」
「そんなん、知るわけないでしょう」
「166種類が登録されているんやで。石器時代から食べられてきたけど、日本に来たのは江戸時代。明治に入ってから、栽培され始めてん」
「ふう~ん」
「食べ方は、ヘタの方から食べなあかんで。先の方が熟しているので、まず酸味を味わってから、先っぽの甘さを感じて食べるのが、正しい食べ方なんや」
「ふう~ん」
今宵もまた、つまらない会話で夜は更けていきます。
扉を開けると奥深い店内は、昼は近所のサラリーマン、夜は家族連れと賑わっていた中華料理店【元町一貫楼】さんが、本日42年の歴史に終止符を打たれます。
馴染みのオネイサン達ともお別れで、「残念ですね」との言葉に、「長年、ありがとうね」と、小さな声が返ってきました。
閉店という最後のお別れの日に選んだお昼ご飯は、迷わずに「しゅうまい定食」(580円)です。
神戸は町中に多くの中華料理店が点在していますが、「しゅうまい定食」はこのお店だけかもしれません。
具のしっかり詰まったプリプリのえびしゅうまい8個を、からしをたっぷり付けて、味をかみしめながら頂きました。
オネイサンの、「ドン(丼))、テン(天)、ポンに、A」=(中華丼、天津飯、チャンポン麺、A定食)と、厨房の大将に注文を通す元気な符牒も、今日で聞き治めかと思うと、淋しさがこみ上げてきました。
神戸の老舗が、また一軒消えてゆきました。
本書は2部構成で、第一部は『小説すばる』に掲載された7話からなり、第二部は文庫本のために書き下ろされています。
第一部では、福岡を拠点とするヤクザの<馬場組>が、フロント企業として<倶利伽羅紋々スタッフサービス>を立ち上げ、読者に目的がわからないまま零細旅行会社社長<飯田>、旅館<武富>の主人<芦野>、コンパニオン会社の経営者<岡田>、県労働局の役人<西丸>、パソコンが得意な大学生<鈴木>、大型ドライバーの<大胡>、居酒屋店主<藤枝>、など7名をヤクザな手口で誘い込み、<倶利伽羅紋々スタッフサービス>の社員として引きずり込まれます。
第一部に登場する7話それぞれが楽しめる内容で、すっかり福岡弁の世界に引きずり込まれました。
第二部では、集められたメンバー達が<倶利伽羅社>の目的を推理するなか、暴力団滅亡を掲げる警察の面々が登場、結末が予測できないなか、怒涛のノンステップミステリーが展開、ハラハラドキドキのコンゲームが楽しめました。
神戸元町商店街は、ハイカラでモダンで粋な通りでしたが、今は昔の面影を見つけるのは難しくなりました。
周辺に多くのマンションが建ち並び、商業地域と言うよりは、住宅地の趣に変わりつつあります。
日常生活者が増えた事により、元町通6丁目あたりには、八百屋さんが山側・海側にと、2軒営業されています。
海側の八百屋さんを曲がりましたら、大きな鳥籠がありました。
なんと、烏骨鶏(うこっけい)が網の向こうで餌を食べていました。
皮膚、内臓、骨が黒いという知識はありましたが、実物を見るのは初めてで驚きました。
羽毛は成鳥でも、ヒヨコのような綿毛ですし、一般的な鳥類は指の数が4本ですが、うこっけいは5本(以上)ある特殊な鳥です。
そして一番驚いたのが、玉子1個を350円で販売されているようで、普通の玉子なら十数個は買える値段です。
味も良く栄養価も高いと聞いておりますが、1個350円では、高嶺の玉子です。
複合商業施設モザイクをはじめ、阪急百貨店やユニクロ等のお店がある神戸ハーバーランドも、街が出来て18年目を迎えています。
地元の人は迷わずに高速神戸駅やJR神戸駅から歩けるでしょうが、他都市から来られた人達には、行き方が分からないとの苦情が多い場所になっています。
評判が悪いので、今年の初めに案内ボランティアを80人ばかり募集し、実験的に案内所を置いていましたが、その後は見かけません。
最近、長さ30センチばかりの表示が、10メートル間隔で、地下街の床に張られています。
親切心だと思いますが、本当に役に立つのか試しに歩いてみましたが、ここから難しい所だという肝心の分岐点で終わりでした。
中途半端な表示は、トラブルのもとです。
明日からのゴールデンウィーク、来客も多くなる観光地として、気になる案内表示です。
大きなチキンカツの定食を食べようと、お店の暖簾をくぐったのですが、選んだのは「鯵フライ定食」(550円)です。
チキンカツ・トンカツ・コロッケ・だし巻き・ミンチカツ・煮魚等の定食はすべて550円。
一番高い天ぷら定食でも、650円という食事処です。
このお店、初めて来たお客さんはすぐに分かります。
慣れている人は、入口近くに並べられている小鉢をひとつ選んで席に着きます。
「入り口で、好きな小鉢取ってくださいね」とオネイさんから言われている人は、初めてのお客さんです。
小鉢も、今日はポテトサラダ・大根おろし・高野豆腐・カボチャの煮付け等数種類ありますので、選ぶ楽しさがあります。
肉厚で揚げたてのイワシフライは最高ですが、猫舌の私は、ガブリと一口目に上あごを火傷してしまいました。
サラリーマン達のお昼時間を外しますと、高齢のご婦人方が多く来られるのも、オネイサン達だけで切り盛りしているお店という、安心感があるのかもしれません。
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