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神戸:ファルコンの散歩メモ

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『日暮らし』(上)宮部みゆき(講談社文庫)

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『日暮らし』(上)宮部みゆき(...
一応主人公は、前作 『ぼんくら』 でも登場した怠け者の同心<井筒平四郎>ですが、彼が関わった「鉄瓶長屋」の<お徳>や植木職人の<佐吉>など、懐かしい面々が再登場、江戸の長屋で力強く生きる人々の生活をとして、夫婦の機微や母親としての心の想いが描かれている人情時代小説です。

本書には4話が納められていますが、冒頭の『おまんま』では、扇子に似顔絵を描く人気絵師<秀明>が殺され、<平四郎>は米寿になる「回向院の親分」こと<茂七>から、関わった昔の事件を教えられ、すべて記憶している13歳の<三太郎>こと<おでこ>の昔の話から、事件を解決していきます。

<平四郎>が養子縁組を考えている藍玉問屋の13歳の美形の甥っ子<弓太郎>は利発で、彼と共に市井に生きる人々の事件にかかわっていきます。
母親の愛情の深さがよく出ていた『子盗り鬼』、<お徳>が「鉄瓶長屋」から「幸兵衛長屋」に転居したことで起こる、女の弱さがよく出ていた『なけなし三昧』、どれも秀逸な作品で面白く読み終えれました。
#本 #読書

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2か月に一度@立ちのみ処【ぽれぽれ】中央区小野柄通6丁目

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2か月に一度@立ちのみ処【ぽれ...
昨夜は、「2か月に一度の男」で通っています立ち呑み処【ぽれぽれ】に顔出ししてきました。
業界の会合が、2か月に一度三宮で行われますので、それに合わせての訪問になります。

12,3人で一杯になるこじんまりとした店内ですが、愛嬌のいい美人ママさんがおられますので、いつも常連さんで込んでいるお店です。

時節柄、昨夜はお店の常連客さんがお店の忘年会の会費を払いに来ておられました。
こじんまりとした家庭的なお店だからこそ、出来ることなんでしょうねぇ。

そんなおり、一人のお客さんと立ち呑み文化の話題になり、話しが盛り上がりました。
S氏は、ブログやインターネットも関係なく、ご自分の感性でコツコツと呑み屋さん歩きをされているご仁です。
携帯電話に400件を超す呑み屋さんの電話番号を登録されているのを見せて頂きましたが、驚いてしまいました。
以前の携帯電話では記憶容量が少ないので、飲み屋さん情報の為だけを目的に、容量の大きい携帯電話に変えられたとか。
恐ろしくマニアックな方だとひとしきり感心しながら、「あの店は・・・」「あの大将は・・・」など、取りとめもない会話に花を咲かせておりました。
#ブログ

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「市の猫」テツ

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「市の猫」テツ
神戸市も昭和55年、どこの行政区にでもあるような名前の中央区が誕生しました。
以前の葺合区と生田区の合併で誕生した区です。

都会のど真ん中ですが、ふる里づくりをしようということで、旧葺合区の市場や商店街が集まり<民話の里「ふきあい」>という運動が続けられています。

民話のキャラクターを用い、町なかに愛敬のあるマスコットが置かれ、マンホールの蓋までキャラクターの顔で化粧されています。
神戸で開催されるお祭りとも連携させ、単なるマスコット以上に地域に根差したアイデアで街の活性化が進められているので、歩いていても面白い街並みになっています。

写真は阪急春日野道駅近くの市場の入口にあります「市の猫」テツさんです。いわれを要約しますと、

その昔。老いも若きも、子どもまで 働かなければ食べてはいけない 厳しい時代
  そんな時代に何もできない猫のテツ
  あるとき、テツにぴったりのお使いが すたこらさっさ里から山へ、山から海へ
  猫の招きでみんなが集い、物々交換
  このテツの活躍が 招き猫と、市場のはじまりとか・・・

子供達に自分の町がいかに楽しくて、誇れる町なのか、子供の頃から体験でき接することが出来るのも素晴らしい試みだと思います。
#ブログ

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『雨にもまけず粗茶一服』(下)松村栄子(ピュアフル文庫)

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『雨にもまけず粗茶一服』(下)...
一般的に(上・下)本の場合は同時発売されるのが多いと思いますが、本書は2か月おいて(下)が出版され、待ち遠しい一冊でした。

(上) の後半は、「武家茶道坂東巴流」の<友衛家>から<宮本武蔵>作の茶杓がなくなっていたところで終わりましたが、(下)で主人公<友衛遊馬>の祖父の老いらくの恋が原因であることが判明します。

(下)では、京都の宗家巴流の長女<奈彌子>の恋、内弟子<カンナ>と<今出川幸麿>の結婚話し、そして<遊梅>の恋物語が語られ、家元を継ぐべく心機一転嫌、比叡山の修業にと足を向けて物語は終わります。

<遊馬>の茶道家元に目覚める成長物語を骨格として、茶道の所作に留まらず、書画・骨董・茶器・和歌・花・お菓子・茶室といったモノが絡み合う総合芸術としての知識が身に付きました。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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期待の新星<吉田えり>投手

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期待の新星<吉田えり>投手
今日17日は、「ドラフト記念日」にあたります。
1965年(昭和40年)、第1回プロ野球新人選択会議(ドラフト会議)が開催されました。

昨日、来春から開幕する野球の「関西独立リーグ」のドラフト会議で、神奈川県・川崎北高校2年生の<吉田えり>さん(16歳)が、「神戸9(ナイン)クルーズ」に7位指名を受けました。プロ野球選手として、女子が誕生しました。

155センチ、体重50キロの小さな体ですが、ナックルボールを武器に合格したようです。

監督も元阪神タイガースの投手<中田良弘>ですので、うまく育ててくれればと期待しています。

関西独立リーグ、4球団でのスタートですが、なんだか面白くなりそうで、目が離せなくなるかもしれません。
#ブログ

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ものは書きようで・・・

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ものは書きようで・・・
JR鷹取駅の構内の通路です。
神戸駅や兵庫駅のように、山側と海側が行きき出来るよう、歩行者の便利さを考えて通路が設置されています。

その入口に、写真のような立て看板が立てられています。

    ごみを拾ってくれて、ありがとう 
    自転車を押してくれて、ありがとう 
    綺麗に使ってくれて、ありがとう

多くの表示板やビラでは、「ごみを捨てるな 自転車禁止 汚すな」的な表現ばかりが目立ちます。

注意事項も書き方一つで、「そうだなぁ」と感じ、ルールを守ろうとするのものだと、感心してしまいました。
#ブログ

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『悪刑事(わるでこ)』森巣博(徳間文庫)

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『悪刑事(わるでこ)』森巣博(...
刑事を主人公に据えた小説は、地道な捜査と推理で犯人を追いつめていくタイプと、悪徳刑事とに分かれますが、本書は完璧なまでに後者です。

主人公は赤坂署捜査課強行班に所属する<名和平太>44歳、三流大学出ながら28歳で警部補試験に通りノン・キャリアの道を快進していましたが、いまはさぼりまくる中年刑事に落ちぶれています。

迷宮入りになりそうな「違法カジノ連続強盗事件」の捜査を与えられ捜査中、17歳の女子高生の殺人事件の担当も任せられます。
赤坂署きってのギャンブル好きの<速水遊>と組み捜査に乗り出しますが、援助交際が絡んでいるのを掴み、自分が関係を持っている15歳の<麗>を囮捜査に使い、久々に捜査に燃える<名和>でした。

刑事でありながら、タカリ・強請なんでもアリの悪刑事が、「へいか~っ、申し訳ございません」の台詞が随時に飛び出す愛国心もある二面性が面白く、著者自らがギャンブラーだった知識も豊富に散りばめられ、下品な下半身の話題も多く、笑える一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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<七五三の記念写真場所>@湊川神社

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<七五三の記念写真場所>@湊川...
今日は公家や武家の慣習が一般化した七五三の本番日、神戸も天気が心配されていましたが、まずまずの日和でした。

湊川神社も、朝から多くの着飾った子供達であふれていました。
本殿の東側に、記念撮影の舞台が作られているのですが、誰も利用していません。
ほとんどの家族の方は、本殿を背景に記念写真を撮られていました。

せっかく用意された舞台なのですが、写真でおわかりになるか、大きな楠の影が一面を覆いつくしています。
ここに立てば影で顔が綺麗に撮れません。
飾りにおいてある植木鉢も、どういうわけか西洋の「ユッカ」で、なんとなく場違いな感じです。

せっかくの晴れ舞台、もう少し工夫があってもいいのではないかなと、眺めておりました。
#ブログ

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中山手地区・再開発ビル完成

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中山手地区・再開発ビル完成
阪神・淡路大震災で、大きな被害を受けた中山手地区の再開発ビルが、つい先日竣工いたしました。
平成15年12月からの工事ですので、はや5年が経ちました。
高さ123,4m、地上35階建ての総戸数354戸の大きな建物で、トアロードに面しているため「トア山手」と名付けられています。

1階は店舗部分として確保されており、約80店舗がこれから営業体制に入ります。

工事中、近くの場所で営業を余儀なくされていた古くからの飲食店が戻ってきます。
早くも看板が取り付けられている「金寶酒家」をはじめ、この地域で歴史あるお店も一からの再スタートです。

新しい店舗に昔馴染みの雰囲気を求めるのは無理なことですが、数ある店舗巡りの楽しみが出来ました。
#ブログ

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川西英「神戸百景」展@【こうべまちづくり会館】

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川西英「神戸百景」展@【こうべ...
本日13日から25日(火)まで、元町商店街4丁目にあります<こうべまちづくり会館>におきまして、表題の展示会が行われています。

神戸に住み多少の絵心のある方なら、川西英の作品は見てすぐ分かるほど、親しまれている木版画家です。

川西英(1894~1965)は、大正末期から昭和30年代にかけて活躍し、神戸の街角や日常生活をテーマに取り上げカラフルな世界を作り上げてきました。
あまり知られてはいませんが、プロとして版画家一本の生活ではなく、28歳のときから現東出郵便局長との肩書きで仕事をこなしながら、あくまでも庶民の目線からさりげなく神戸を取り上げてきた作家です。

息子さんの祐三郎(1923~)さんも父親と同じ道を歩まれていますが、題材は神戸に限らず海外までと幅広く活躍されています。

「三丁目の夕日」世代としては、懐かしい風景ばかりですが、入場無料なので若い人にもぜひ足を運んで頂き、今の神戸の街並みと見比べてもらいたいものだと、強く感じています。
#アート #伝統 #文化 #芸術

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