板宿駅近辺の酒場で早めに沈没した後、もう一件出向く立ち呑み屋の途中に、このパン屋さんがあります。
板宿商店街からも離れた、住宅地の一角でご夫婦で経営されておられます。
こじんまりとしたパン屋さんで、値段も味も悪くなく、灯りが付いていれば覗いて帰ります。
一杯呑み帰りですので、たぶん閉店近い時間だと思いますが、サービスで正札より安くしてくれますので、いつもお札で支払う癖がつきました。
暗算で「これだけ」と支払うのですが、いくらかの返金があり、計算するのを止めてしまいました。
お店側の閉店サービスなのでしょう、ありがたくいくつかのパンを買わせて頂いております。
パンは出来たてがおいしいと言いますが、プロのパンは時間が経つほど旨みが出るもんだそうです。
久方ぶりの神戸での個展、顔出ししてきました。
北野町に近い「ギャラリー島田」にての開催でしたが、三宮駅から徒歩15分、暑い道のり汗をかきながら坂道を登って行きました。
いつもより作品数が少ないようでしたが、花の東京でも個展が開催中だとか。プロの画家として、市場優先主義で東京が中心になるんでしょうね。
あまりメジャーな画家ではありませんが、独特な雰囲気のフォルムでの画面構成で、マニアックな愛好者には絶対的な支持を受けています。
漢方薬にも利用される「冬虫夏草」をもじって「冬虫仮想」をキーワードに「粘菌者の王国」を築き上げている画家です。
画面は、粘菌類や奇想天街な動物であふれていますので、正直好き嫌いが出る画風だと思います。
実は彼、小・中・高校と私の同級生ですが、一度も同じクラスになったことはありません。
そんなこともあり、忘れず、離れず、遠からず、いつも彼の活躍を期待しています。
アジア・太平洋戦争時期、神戸港では労働力不足を補うために、中国人・朝鮮人・連合国捕虜達が、港湾荷役や造船などで過酷な労働を強いられました。
戦時中少なくとも5000人以上が強制連行され、約200人が死亡したとされています。
この歴史を心に刻み、アジアの平和と共生を誓って、この碑が昨日21日除幕されました。
碑の文字盤には、日本語・中国語・ハングル語・英語と4各国語で誓いの言葉が刻まれています。
平和ボケだけならまだしも、それ以前の社会問題が多く発生していますが、改めて平和とは何かを問うべき時期に来ているように思えます。
戦後63年、また暑い夏を迎えます。
「さんちか」と言う名称は、各三宮駅から神戸市役所につながる地下にある商店街の名称です。
その中に「さんちか広場」と呼ばれるイベント会場があり、現在「昆虫」の展示会が行われています。
カブトムシやクワガタといった昆虫を放し飼いにしたり、即売会を行っていますが、子供たちより結構お歳を召した方々の入場が多いのに驚きました。
私の子供の頃は、前日に里山に登ぼり、黒砂糖の蜜を木のくぼみに流し込み、翌朝早く集まる昆虫を取りに出かけたものです。
今は、里山自体が手入れされていないようで、「危険」な場所になっているみたいですね。
冷房の効いた会場の檻の中のカブトムシを眺めるよりは、落ち葉を踏みしめて山の斜面に出かける楽しみが継承されていないのを、残念に思います。
当時はスイカの皮などが昆虫たちの餌でしたが、ペットフーズの時代を反映してか、昆虫用のジェリーフーズもあり、驚いて見ておりました。
28歳のフリーライター<寺坂真以>は、駅から少し離れたいつも空いているファミリーレストランを書斎代わりに利用してますが、郊外の旧街道沿いにあるということも原因の一つですが、店の雰囲気がどこか暗く、店員たちが薄幸そうな感じです。
そのお店には、20年前に80歳で亡くなった元地主のお婆ちゃんこと<幸田ハル>の幽霊が出没するのでした。
和服を上品に着こなした小柄な<ハル>さんは、客たちに起こる不思議な話を、驚くほどの明晰さでもって見事に解決する話が6短篇納められており、連作で楽しませてくれます。
心優しいお婆ちゃん探偵が活躍するほのぼのとした話で、レストランの<山田>店長や、なんとなく<寺坂>が憧れる刑事の<南野>の脇役たちもいい味を出している一冊でした。
シャンシャンシャンと、朝早くからクマゼミが鳴き出しますと、今日も熱くなりそうだなぁーとの予報は、外れる事はありません。
2センチばかりの穴が、植込みの地面に見えてはいるんですが、セミの抜け殻を、今年はあまり見つけ出すことはできませんでした。
抜け穴の周辺を、注意して観察するのですが、ようやく1個の抜け殻を見つけました。
数年間を土の中で過ごす割には、短期間の寿命しか与えてもらえない、かわいそうな昆虫さんです。
セミの抜け殻を<空蝉>とはよくぞ名づけたものだと感心いたします。はかない現世だということを自ら表わしているのも、大きな鳴き声に反比例して、面白いですね。
ミンミンもツクツク、これからが本番。
セミさん達の合奏を、一夏楽しみたいと思います。
疲れた体での向かい酒。呑まなきゃいいけど、こう暑くては呑まなきゃ体が動きません。
呑んだ帰りの駅でのトイレでの張り紙。
”地下駅は全面禁煙のため便所内での喫煙「も」固くお断りします。”
ではないかと、用を足しながら考え込んでおりました。
いやはや、つまらぬことで申し訳ございません。
神戸市には40数か所、「市民の木」として大木が指定されています。
樹齢不詳の木から、800年・500年との年代物まで多種多様です。
指定の多くは神社の境内にある木が多い中、この「くすのき」は長田区西代通の道路の上に泰然と立っています。
昭和49年3月に第21号として指定を受けて今にいたっています。
この木の裏側には大明神が飾られており、赤い鳥居さんが並んでいます。
ただでさえ道路側にはみ出しているのに、反対側にはこれまた電柱があり、自家用車がギリギリ徐行して通れる幅しかありません。
不便なように思えますが、昔からある木を大事にしてきた結果なんでしょう。
古い大きな木の元に祠ができ、信仰をあたため、便利さよりも大事なことがあるという見本です。
こ、これは、なんという状態でしょうか?
ゴミ箱だと、思うんですが、使用できないようで意味が分かりません。
不思議な物体が置かれていました。
花見客で賑わう、妙法寺川近辺に平田公園があります。
道を歩いていて感心した光景です。
公園の一角に、きれいに一列、子供たちの車が駐車されていました。
家に持ち帰ることなく、どうも公園に置いてあるみたいです。
昨今の時代、取られないか、いたづらされないのかと気になりましたが、地域の人たちの目が光っているんでしょうね。
順番に並べるマナーも子供たちは覚えるでしょうし、仲間と楽しく遊べる環境みたいで、何よりです。
この公園だから出来るのかも知れませんが、これはいい雰囲気だとしばし眺めておりました。
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