新開地本通りに面して、大衆酒場として人気のある【八喜為(はきだめ)】は、ランチタイムの各種定食類が(500円)でいただけるお店です。
お店の前を取りましたら、運良くカウンター席に空きがあり、久し振りに入店しました。
本日選んだのは、「串かつ定食」(500円)です。
串かつとしては<玉ねぎ・海老・ウズラの卵・ジャガイモ・いか>の5本で、<ポテトサラダ・香物>が付いています。
少し大きめの歌謡曲の有線放送が流れ、店員さんの大きな掛け声も気になり、自然と避けがち気味になりますが、居酒屋としてはこれぐらいの活気がないといけないのかもしれません。
交尾の状態のままで、ウワウワと重量がないような飛び方をしながら、葉の上に落ち着きました【キイロホソガガンボ(黄色細大蚊)】です。
脚が体長に比して長いので、すぐにハエ目(双翅目)ガガンボ科の昆虫だと分かります。
体長15ミリ程度、全体が鮮やかな黄色で透明な翅、胸部背に3条の黒い紋と腹部に黒い縞模様が特徴です。
幼虫は土中で過ごし植物の根を食べ、特に麦類が好物のようで、成虫は花の蜜などを求めて活動しています。
他の昆虫と同様に、産卵するメスの方が体が大きく、写真の左側で翅を閉じているのが(メス)で、右側の翅を広げている方が(オス)になります。
二年前に一度アップしました我が家の【ムラサキツユクサ】ですが、少し場所を変えて咲き出しています。下部に見えるぼやけた白色の花は、野放しの 「ドクダミ」 です。
先端と葉脇に集散花序を付け、<一日花>として次々に花を咲かせてゆきますが、天気の良い日には昼過ぎにしぼんでしまいます。
早朝の露に濡れた葉や花は、夏草らしい風情が感じ取れます。
ツユクサ科ムラサキツユクサ(トラディスカンチア)属に分類され、属には温暖地域を中心として約200種が自生しており、多年草です。
ムラサキツユクサ属には、帰化植物として繁殖している 「トキワツユクサ」 や 「ムラサキゴテン」 が有名です。
茎が直立する種と這うように伸びる種があるようですが、我が家のは直立型で、草丈90センチほどに成長しています。
突き出しとして、 「ママさんのおしうりつきだし」 (三品:300円)が出てきますので、これだけで十分に呑めるのですが、今宵は「茄子の挽き肉あんかけ」(350円)を追加です。
青ピーマンがはいり、素朴な茄子の味が楽しめ、瓶ビールのいい肴になりました。
若い男の子がカウンター内におられ、ママさんから「甥っ子です」との紹介を受けました。
一生懸命砥石で包丁を砥いでおり、会話の切れ端から、飲食系のお店で働かれている感じです。
せっかく甥っ子さんがお手伝いに来てくれているのに、お客さんは私だけで、彼のアルバイト代は大丈夫かなと心配してしまいます。
瓶ビールをほどよく呑んだ頃合いに年配のご夫婦連れが入って来られ、無事にバトンタッチができました。
<生け花>のあるショーケースのガラスに光が反射しますので、写真を撮る時には一番いい構図でと考えているのですが、今回は左肩の枝先が切れてしまい、少しばかり反省です。
いつもながら<佐々木房甫>先生のダイナミックな「枝もの」の使い方に、見とれてしまいました。
今回の「枝もの」は、まだところどころに竹トンボに似た「実」が残る<カエデ>でした。
合わせて中心部には、この時期を代表する「紫陽花」が使われています。
活け込まれた花器の左右に青々とした「紫陽花」の丸い葉が配置され、水色の花器との色合いの対比がよく、数少ない花の取り合わせですが安定した構成に感心せざるを得ません。
「モーニングサービスセット」ですが、喫茶店の朝食のことではありません。
ビール本番の夏場に向け、平日10:30~14:00迄の時間帯に、立ち飲み屋さんとしての「モーニングサービスセット」が始まりました。
生ビール(290円)一杯と、<ポテトフライ(3個)・あらびきウインナ(2本)>がセットで(380円)は、通常 「あらびきウインナ」 だけでも2本で(250円)ですから、超お得なセットです。
ポテトフライとあらびきウインナはフライヤーで揚げますので、出来上がるまで生ビールに口をつけずに待つわけにもいかず、まずは飲み干し、どうしても二杯目を頼むことになってしまいます。
お店側も、呑み助の心理を考えた上での新メニューだとおもいますが、今後は「おでん」などとの組み合わせも考えられているようで、「イブニングセット」も考えてほしいところです。
「黒い豚カレーうどん」が、2013年6月3日(月)にリニューアルされて発売、それにともなって【大辛豚カレーうどん】(98円)が同じ日に新発売されています。
「大辛」と「期間限定」の文字に、おもわず手が出てしまいました。
うどんタイプですので、熱湯で5分と待ち時間はかかります。
かやくとしては、<味付豚肉・ポテト・ねぎ・にんじん>でした。
玉ねぎの甘さと、魚介エキスの味で和風的なカレールーの味わいで悪くはありませんが、「大辛」というレベルではありませんでした。
「期間限定」の期間が気になりますが、夏場に向けての商品かなとみています。
「シジミチョウ」・「モンシロチョウ」など、それぞれ飛び方に特徴がりますが、「アゲハ」類も大きな翅を優雅に羽ばたかせて飛んでいます。
割と高い所まで「アゲハ」は舞い上がりますが、地面近く低空飛行の【ナミアゲハ(並揚羽)】を見かけました。
疲れ切った感じで地面の上で動きませんので近付いてみますと、天敵に攻撃されたのか、特徴ある<尾状突起>の部分がありません。
本来なら、<尾状突起>の内側に橙色の円形の斑紋があり、天敵に対して<眼>と間違わせて大きな体型だと思わせる機能があるのですが、この状態では防御体制は働きません。
旅路の果ての【ナミアゲハ】の身に何が起こったのかを知ることはできませんが、羽化後の苦労がしのばれる後翅の損傷です。
<フクシア>と言えば、赤色の蕚と紫色の花弁の配色の 「フクシア・レギア」 が一般的だとおもいますが、紫色の強いイメージとは違う花弁の色が淡桃色の花です。
茎が垂れさがり花が下向きに咲くものが多い中、横向きに咲いているのも以外です。
アカバナ科フクシア属の草花で、南米を中心に熱帯・亜熱帯に100種ほどの原種が分布しており、園芸業界では「ホクシャ」、また和名としては「ツリウキソウ(釣浮草)」と呼ばれています。
良く似た形状の花として 「アブチロン・メガポタミクム」 がありますが、こちらはアオイ科アブチロン属に属し、全く別の種類ですが、和名が「ウキツリボク(浮釣木)」とこれまたまぎらわしい名前です。
以前に読んだ著者の山里の駐在所を舞台にした 『駐在刑事』 がいたく面白く、今回も山岳巨編ということで読んでみました。
登山家として世界に名を馳せた男<蒔本康平>は、自らの問題を抱えて登山を絶ち、北八ヶ岳の山小屋の主人<パウロ>としてひっそりと暮らしています。
そんな<パウロ>の山小屋に、コンピュータープログラマーとして挫折した<橘裕也>、アスペルガー症候群の<戸村サヤカ>、知的障害を持つ<勝田慎二>の三人が夏場の手伝いとして山小屋で過ごすうちに、ネパールの未踏峰の山を制覇する計画が持ち上がり、<パウロ>の指導のもと登山技術を身につけてゆきます。
世間からドロップアウトした三人が、自分自身を見つめ直し、生きるとは何かということに目覚めながら、山小屋の失火で命を落とした<パウロ>の思い出とともに、自分たちが名付けた未踏峰の山「ビンティ・チェリ(祈りの峰)」の制覇に向かっていきます。
ページ数が少なくなるにつれて、この三人が無事に未踏峰の頂にたどり着くことができるのかと先読みをしたくなりながら、最後まで緊張感を持たせる構成力が素晴らしい一冊でした。
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