ようやく神戸も桜が満開です。
自宅から山陽東須磨駅の道筋に病院があります。その玄関先に、見事な桜の木が並んでいます。
病院の歴史と共に育ったのでしょうから、50年以上は経っているはずです。
神戸は坂道のイメージ通り、ここから駅までは勾配15%の道を下って行かなければなりません。
おばちゃんは、休み休みこの坂道を上がってきます。
それでも、咲き誇る枝の下をくぐり、青々とした海原を航海している船を眺めることが出来る坂道は、とても気分の良いものです。
むう少し経てば、次は桜吹雪の恩恵を受けることになり、道路一面がさくらの絨毯になります。
季節感あふれるお気に入りの坂道です。
今日は、明治27年に生まれました筝曲家宮城道雄のお誕生日です。
彼が生まれましたのは、居留地内の58番館にありました会社のお茶の倉庫だと言われています。
現在は三井住友銀行の神戸支店の東側にあたり、つつじに囲われて生誕碑が飾られています。
幼少の眼病がもとで、8歳にて失明。神戸の生田流筝曲の二代目検校に師事し、11歳で免許皆伝を受け、作曲家の道を歩み始めました。
お琴自体を楽しまれる方を見かけなくなりましたが、お正月の定番曲と言えば、なぜか彼の『春の海』ですね。
この碑には、スピカーが埋め込まれていますので、お昼間に前を通りますと、『春の海』の調べが流れているのを耳にすることができます。
神戸市内では、ようやく桜が楽しめる時期がやってきました。
本日日曜日は、桜の名所と言われる各所で、楽しまれる方が多いことと思います。
市内でも名所の一つに、会下山公園があります。
広い公園内で、写真のような囲いがありました。何だろうと中をのぞいて見ますと、落ち葉の集積所です。公園の落ち葉を集めて、堆肥を作っておりました。
資源を無駄にしない発想に、なるほどなぁーと感心しておりましたら、一匹の黒猫さんがお昼寝中。落ち葉でやわらかいベッド感覚を楽しんでいるのか、堆肥の発熱作用であったかいのか、逃げ出そうともしません。
猫に「どうなんだい?」と聞くことも出来ず、諦めて立ち去りました。
某セミナーに参加するため、阪急宝塚駅まで出向いて来ました。
駅前にあります、「ソリオ」という会館が会場でした。
昼からのセミナーでしたので、宝塚で面白そうなお店で昼食をと、大劇場まで散策してみましたが、どこも値段が高くて、閉口してしまいました。
花の宝塚を観劇に来られるファン層を狙っているのでしょうが、どの店もピンときません。
時間もあることですので、会館の地下の食堂街まで戻り、ブラブラしてこの看板を見つけました。
ご飯とお味噌汁お変わり自由。しかも好きなおかずが三品選べるとあって、迷わず暖簾をくぐりました。
カウンターだけのレイアウトでしたが、一言でいえば、大変気持ちよく食事が頂けたお店です。
初めて入るお店でしたが、入った時から「いいお店に来た」とわたしの感性が叫んでいます。
「大将、毎日毎日おかずのメニュー考えるのたいへんやろうな」
「それが楽しみやねん。たとえば、今日の焼いた鮭が残るとしょうや。なんか変化考えられへんかなぁーと眺めてやで、刻んで、何かとまぜようかなぁーとか考えるわけやないか」
「なるほどなぁー」
≪兄ちゃん、ご飯お替りしてや≫
≪はい。ありがとう≫
「ところで、大将いつも自転車に山盛り材料積んでるけど、車使わへんのかいな?」
「ここの駐車場、二万五千円も取られますねん。少しでも安う食べてもらいたいから、自転車にしてまんねん」
「あんなけ積んだら、こけるやろに」
「アハ、3回ほどこけましたわ」
≪兄ちゃん、味噌汁ものんでや≫
≪はい、ありがとう≫
「ま、ようやくあしたは休みや」
≪ん? ご飯屋さんが日曜日の稼ぎ時に休み?≫
馴染みのお客さんと大将の会話のやり取りも面白く、お替りもできた満足感でお勘定は750円。
セミナー会場に出向く途中、会館の表看板を見ますと、「立呑・さんきち」となっておりました。
そうか、昼間は定食屋さんで、夕方からは立ち呑み屋さんなら、カウンターだけといい、日曜日休みというのがなんとなく理解できます。
セミナーも終わり、帰りがけに一杯と再度お店まで行ったのですが、夕方まで休憩中みたいで、暖簾は出ておりませんでした。
こんな大将のお店が近くにあったらなぁー、と後ろ髪ひかれる思いで、神戸まで戻りました。
改めて、夕方のぞいてみるつもりです。
来週は、各地で入園・入学の行事が多いことと思います。
不二家といえば、ペコちゃん。季節や行事ごとにコスチュームが変わり、お店の前で頑張っています。
お店で、小型のペコちゃん人形を見つけました。限定25000個で、「入園バージョン」。1000円以上の商品のお買い上げが条件でしたが、人気があるので、すぐなくなるでしょう。
定価は2280円(税込)。メーカーも色々とアイデアを絞っておられるんだと、感心いたしました。
「入園バージョン」と銘打っておりますので、以前からいろんなバージョンが売られていたのかなぁー。
開幕から快進撃の「阪神タイガース」、春先の珍事ではないことを祈っております。
いかがですか、この「阪神タイガース」仕様のタクシー。
<阪神タクシー>の、阪神間の11営業所に1台ずつしかありません。
タイガースファンが乗れば、運転手さんとの話題も盛り上がるでしょうが、他球団の野球ファンの方には、「フン!」と見向きもされそうにないデザインです。
阪神間といっても営業範囲は広く、11分の1のチャンス、期待して探してみてください。
JR神戸駅から、ハーバーランドに向かう地下街のショーケースに、ふと目がとまりました。
「万年筆のためのノート」
ほとんどの文章がワープロで作成の時代、お気に入りの万年筆で文字を書くというのは、贅沢な味わいだと思います。
使用されている用紙は、サトウキビの糖汁を絞った後に残る繊維を原料とした<バガス紙>を使用、エコロジー精神にあふれた紙です。
その紙を、いまではあまり使われない「活版印刷機」を用いて、職人の三木氏が一枚一枚丁寧に印刷。神戸では数すくない「製本一級技能士」の前田氏が製本過程を受け持ち、前田氏が絶対の信頼をおく有限会社須川製本所で完成された職人的なノートです。
白と紺の表紙がありました。
ノートですので、用途は多大。
手間をかけた素晴らしい出来栄えのノート、いかがですか?
一冊、5250円(税込)です。
高いか安いか、価値観の別れる価格ですね。
「最新号のビッグイッシューです。いかがですか?」
冊子を片手に挙げながらのおじさんの声に、どなたも無反応な顔で通り過ぎて行きます。ここはJR元町駅前の通行の激しい場所。
これだけ人がいるのになぁー。やはり、知名度が低いのかなぁー。おもしろいんだけどなぁー。
買いこんだ冊子を片手に、しばし販売光景を眺めていました。
『ビッグイッシュウ』という雑誌、買われたことがありますか?
ホームレス達が自立出来るようにイギリスで始められた販売方法で、ホームレスをビジネスパートナーとし、一冊の価格300円のうち、160円が彼らの取り分となります。
現在約700名が販売員として登録されており、それぞれ販売場所が重複しないように分散しており、同じ場所では同じ人が販売しています。
東京を中心に、11都市で販売されていますが、当然ホームレスが多い大都市に偏っているのは、仕方ないことでしょう。
人は自分で成し遂げたという達成感によって自信を得、前向きに生きる力を得る。仕事は人々に平等を与える一番のツールだという基本理念を持つ発行元「ビッグイッシュー日本」に共感を持ちます。
残念ながら、社会的企業としての理念は素晴らしいのですが、まだまだ浸透がたりないみたいで、残念です。
人気ブログ小説を原作に、7人の男子高校生と駐在さんが繰り広げる奇想天外なイタズラ合戦を描いた『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』が、2008年4月5日より全国で公開されます。
1970年代のとある田舎町。イタズラに明け暮れていた〈ママチャリ〉ら7人は、町の駐在さんから大目玉をくらってしまいます。仕返しに新たなイタズラを仕掛ける彼らでしたが、なんと駐在さんもイタズラで反撃してきます。
主人公〈ママチャリ〉を<市原隼人>、駐在さんを<佐々木蔵之介>、駐在さんの妻を<麻生久美子>が演じ、監督は<塚本連平>が務めています。
阪神・淡路大震災までは、兵庫区は桜の名所会下山(えげやま)公園の山側あたりに住んでおりました。
久方ぶりに近所まで出向きましたので、食堂「たこ八」にて、食事をしてまいりました。13年振りの訪問です。
入るなり若い息子さんと娘さんがおられ、あれぇ?と思ったのですが、よくよく見るとご両親そっくりのお顔。後継ぎとして、お店にでられているご様子でした。
注文を待つ間、スポーツ新聞などを席まで持ってきてくれる親切さ。
昔はお店の中で、走り回っていたいたずらっ子が、気の利く若大将に大変身です。
このお店も歴史は古く、創業は昭和26年です。朝方5時半から9時までは400円の朝食セットがあり、早朝の食事ができる貴重な食堂です。
近頃、早朝から食事を提供する食堂は、珍しくなりました。
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