生まれ育った神戸市兵庫区には、昔から「ネーポン」なるジュースの会社がありました。
神戸産の清涼飲料水としては、おそらくこれだけたったでしょう。過去形で書きましたのは、1年ほど前に廃業され、もう飲めることが出来ないからです。
小学生の頃からありました。ネーブルとポンカンの果汁を入れた、今となっては懐かしい味です。
神戸の喫茶店のみならず、大阪の喫茶店などでも見かけることもあり、親しまれていたのに本当に残念なことです。
そんな折、神戸の須磨でご当地サイダーが発売されたことを耳にし、散歩がてら出向いてきました。
見つけましたよ、レトロ調のポスターがこれです。
「須磨ぷくぷくサイダー」1本250円。ラベルもレトロな感じです。
先のJR須磨海浜公園駅の開通日でした3月15日が初売出し日。地元の若宮商店街を中心に、数軒で販売されているみたいです。
ポスターにもありますが、「須磨を西海岸にし隊」という若者グループが、新たな街づくりを目指しており、その一環として考えられました。
奥須磨の天然水「マロ」は、商業製品のミネラルウオォーターとしてラジオなどで宣伝されています。
これは商業的なことは考えず、須磨の街おこしが目的であるというのが、気に入っております。
須磨の地名と、サイダーの知名度が、あがればいいですね。
神戸電鉄湊川駅の西側角に、「大吉屋」という屋号のお店があります。
神戸っ子に、「大吉屋の饅頭知っている?」と聞いても、分からないと思いますが、【人工衛星饅頭】と言えば、「アア!」となるはずです。
1957(昭和32)年10月4日に、世界で初めてソ連(当時)が、人工衛星<スプートニク>の打ち上げに成功しました。
当時としては画期的な出来事からネーミングを取り、翌年の3月に開店したのがこのお店「大吉屋」ですが、はや50年になり半世紀を超えました。
世間で言う、大判焼きや回転焼きを想像していただければいいと思いますが、形は平べったく円盤状で、あっさりとしたあづき餡が入っています。
焼いているじっちゃんこと山口精三郎さんも77歳の喜寿を迎えられ、現在は2代目の息子さん(それでもおっちゃん)と二人で、頑張っておられます。
震災前までは、ここはわたしの帰り道。よく子供たちのお土産として買いました。
冬場などの寒い時期の帰宅には、暖かい包み紙がカイロ代りになり、重宝しておりました。
3月は日本の役所にとっては年度末です。
この時期を見計らったように、予算消化の道路工事や歩道の舗装工事が各所で行われています。
道路の掘り返しの良し悪しは別にして、散歩しながらいつも感じるのは、舗道の意匠面がまったく考慮されていないということです。
写真を見て分かりますように、マンホール等の蓋の部分は、前のままの使い廻し。ひどいのは、前々回のが残っていたりしています。
タイルの色も違えば形状も違い、貼り方の方向もバラバラです。
予算を使っての舗装事業でしたら、せめて蓋の取り換え費用ぐらいは、計上すべきではないでしょうか?
「デザイン都市神戸」を高らかに宣言する街の舗装が、これではあまりにも悲しすぎます。
JR新長田駅を歩いてすぐ、この2月に開業したビジネスホテルがあります。
名前は「ホテルサーブ・神戸アスタ」で、全国チェーンのビジネスホテルのようです。
そのホテルの裏側に、通行客の視線を避けるよう、「ふれあい足湯アスタ」が設けられています。
以前はもう少し南側に足湯の場所がありましたが、この場所に移設されました。
新長田駅前の再開発ビルの一環ですが、お年寄りの多いこの地域ならではのサービスなのでしょう。
もちろん無料で、水曜日だけが定休日。効能はあるんですか?とおばちゃんに聞きましたら、「神経痛や間接痛に効くらしわ」とかで、人気があるようです。
足首だけ浸けて、神経痛や筋肉痛が治るんかいな?とも感じたのですが、仲良く会話を楽しんでいるのが、老人たちにとっての一番の薬なんだと思います。
わたしも、散歩疲れの足を休めようと思ったのですが、大盛況なので遠慮してしまいした。
都心部では、仕方がないと諦めているのか、新築マンション建設に対する反対運動は、あまり耳に致しません。
反面、住宅地に建設されるマンションでは、必ずと言っていいほど、建設反対の垂れ幕やビラを見かけることになります。
去る3月17日、大阪地裁において、マンション建設反対運動をしていた神戸市内の自治会に、賠償命令の判決が出されました。
神戸市東灘区で、不動産業者がマンションの開発を企画しておりましたが、住民側の協力が得られない事で建設を断念。当該敷地を売却したが、購入金額より約2億5千万も低い金額になり、その差額を支払えというものです。
判決は、当該自治会長(85歳)が、病院等の入退院をしていたとかで、裁判所の出頭命令に気が付かなかったのか、裁判所に出頭せず、判決が確定しました。
自治会の預金約1億円と、会長の自宅が差し押さえられました。
22日、この判決に対して、判決無効の提訴が同地裁に自治会が提出しておりますが、この先どう進行するのか興味が尽きません。
この問題に関して興味があるのは、85歳という年齢での自治会長が適切であるのかどうか。
面識がないので、失礼な言い方かもしれませんが、他の適切な人材が自治会にはおられなかったのでしょうか。
また、どのような目的の為か、自治会としての預金が1億円もあるという事です。
我が地域においても、マンション問題が立ちあがっておりますが、法的に合法的な建築物を反対ばかりしていては、賠償命令が下されても仕方がないと、一般住民として理解されているのかが心配です。
この案件につきましては、住民側のやりすぎた行為に対して、賠償命令の判例も出ていますので、要注意です。
住環境を守り育てる事には、異議を唱えることはありませんが、余りにもエゴ的な住民運動には、警鐘を鳴らす必要もあるでしょう。
今朝方、根耳に水とはこのことでした。
長年<桜>だと思っていた木々が、「ベニスモモ」なる品種であったとは思いもよりませんでした。皆さんがたに申し訳なく、調査不足を反省しております。
いつもですと、山陽東須磨から乗車するのですが、この3月15日に新しく出来たJR須磨海浜公園駅を利用してみようと、ブラブラ天気も良いので歩いておりました。
月見山駅の手前で、りっぱな<キンカン(金柑)>の木を見つけました。樹丈は優に2メートルは超えております。見間違うことのない大好物の<キンカン>の実が、たわわに実っていました。
小学生の頃からの大好物で、お小遣いの50円玉を持って、果物屋さんに毎日のように買いに行っておりました。あの頃は、50円でネット一袋が買えましたのに、今ではその10倍。
色づいた<キンカン>を眺めながら、金額にすればどれくらいになるだろうかと、小市民的な発想をしてしまい、またまた反省しておりました。
JR元町駅から、神戸駅に向かって、線路の海側にあるのが、国道21号線。
ここの中央分離帯にある<桜>が、たぶん神戸で一番早く咲いているのではないでしょうか?
神戸はまだ開花宣言が出ていませんが、ここの<桜>は満開に近い状況です。
阪神・淡路大震災までは、桜の開花宣言の標準木は神戸海洋気象台にありましたが移転の為、今は王子動物園内の「ソメイヨシノ」に変わっています。
地域によって、標準木も種類が違うみたいで、樹種が違えば開花宣言もあまり意味をなさないのでは? などと野暮なことを言わず、花見を待つだけですね。
<訂正とおわび>
文章を書いてから、判明いたしました。これは<桜>ではなく、「ベニバスモモ(紅葉李)」という品種だそうです。すいません、文章は訂正いたしませんが、おわび申し上げます。
JR三ノ宮駅から、浜側にありますそごう百貨店とは、横断陸橋でつながっています。
その一角で、若い彼を見かけました。
高校生ぐらいの女の子が注文したのでしょう、しゃがみ込んで熱心に文字を見つめておりました。
当たるか当たらないのかという占いよりは、まだいいのかなと、こちらもしばし足を止めて見物しておりました。
さて、わたしには、どのような言葉が返ってくるのでしょうか?
神戸市がハーバーランドの遊休地を公売にかけましたが、応募がゼロとの発表がありました。市のコンペに応札がないのは、異例とのことです。
レストランに使われています赤煉瓦倉庫の保存のほか、神戸らしい都市環境の形成、路線価と同じ31憶6700万(約1ヘクタール)等の条件が敬遠理由でしょうか?
問い合わせに「神戸らしいとは?」との質問が、ある業者から出たようですが、どのように神戸市が返答したのかは知らされてはおりません。
久方ぶりに、話題の遊休地を訪れ、赤煉瓦倉庫周辺を散歩してきました。
赤煉瓦倉庫の裏手の海側の柵に、釣り竿が2本あるのですが、釣り人は見えませんでした。不思議に思って近づきますと、柵の外側の岩場に釣り人さんはおりました。
なんやら岩場にしゃがみ込んで、作業中。よほど大きな魚でも?と思いきや、近くに5センチばかりの岩牡蠣が集められてました。
「釣りの餌にされるんですか?」
「いやいや、食べるんですわ」
「へぇー、生では無理ですよね」
「3,4個まとめて、てんぷらやな」
まさか、神戸港の岩場でカキを取っているとは、思いもしませんでした。
牡蠣が生息出来るというのは、神戸港の海水はまだまだ美しくはない証拠かな。
当ブログのいつも上位ランキングの「立ち呑み日々雑感」のブロガー、MSHIBATAさんが、「神戸立ち呑み文化研究会」を立ちあげられました。
早速、お酒好きの仲間が、MSHIBATAさんのひとことで、垂水区の「フジワラ商店」に集まりました。
MSHIBATAさん、MOZSKIさん、ひろむさん、そして、おやよさんご夫婦と、肩寄せあって楽しい時間を持たせていただきました。
二次会はMOZSKIさんの奥さまも途中から参加され、「望浪(みなみ)」で、これまたおいしいアテで、会話がはずみました。
さすがブロガーの皆さん方です。出てくるアテをすかさず写真に撮られておりましたが、わたしは大好きなビールを担当しておりました。
年齢、職業を超えて、楽しくお酒が楽しめるのはいいことです。今までは。お顔も知らずブログだけの付き合いでしたが、一杯飲むだけで心は打ち解け、今後の活動が楽しみです。
今夜参加の皆様方、この場を借りて、お疲れ様でした。
また、楽しいお酒を飲みましょうね。
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